大学生になると、みんなこぞって始めるバイト。
時間的にも余裕があるせいか、『大学生はバイト漬け生活をして当たり前』みたいな風潮がありますよね。
ですが、この記事を読んでいるあなたのように
という大学生がいるのも事実。
それにも関わらず、『え、お前バイトしてないの?親のすねカジってるクズじゃんw』って言っている人をたまに見かけます。

・よく、『バイトをしていない大学生はクズ』って言われるから不安…
・やっぱり大学生はバイトをしないといけないのでしょうか…
本記事では、↑このような不安を解消すると共に、
『バイトしない大学生はクズ』という意見について、徹底的に論破していこうと思います。

もちろん、それぞれの事情があると思います。
決して『バイトをしている全大学生』を否定している訳ではないので、そこはよろしくお願いします。 m(_ _)m

この記事を書いている僕は現役大学生(4回生)
今までの大学生活3年間で複数のバイトを経験してきましたが、現在はバイトをしていません!
【結論】バイトをしない大学生は賢い

結論から言うと、バイトをしていない大学生は絶対にクズではありません!
むしろ賢いと思います。
僕自身、大学生になってから3年間バイトをしていましたが、今思えば『バカだったな~』と後悔しているくらい。
特に、大学生になりたての頃は『みんなバイトを始めてるし、自分もやらなきゃな~』という感じで、周りに流されてしまいがちですよね。
そこで流されず、自分の意思でバイトをしない選択をした人は、本当に偉いと思います。

僕がバイトの無意味さに気付けたのは、大学3年生になってからでした(笑)
ではここからは、僕が3年間かかって気付けた『バイトの無意味さ』について解説していきます。
バイトは非生産的
そもそも、バイトからは何も得られません。
強いて言うなら、一時のお金のみ。
このことに気付けずに勘違いしたままの人が、『バイトをしていない大学生はクズだ!』とか言ってくる訳です。

バイトは非生産的ってどういうこと?イマイチ分からん…
確かに、パッと言われてもよく分かりませんよね(笑)
では、逆に質問します。
あなたが今までやったバイトから、どんなスキルや経験を得られましたか?

読み進めるのを止めて、ぜひじっくり考えてみてくださいね
どうでしょう?
恐らくこんな感じのことを思い浮かべたのではないでしょうか。
もちろん、大学を卒業して、将来社会で働く時に役立つスキルや経験もあると思います。
でも、たったこれだけです。
あれだけ膨大な時間をバイトに捧げても、得られたスキルや経験はこれだけというのが真実なのです。
僕自身も3年間バイトをしていましたが、いくら考えても、バイトから得られたものは両手に収まるほど。
しかも正直言って、ひとつひとつがバイト環境でしか使えない、低レベルなスキルや経験に過ぎません。

この程度で、『社会でも通用するスキル』だと思っている人は世間知らずです
この事実だけでも、バイトがいかに非生産的な行動かは、ある程度理解できたのではないでしょうか。
バイトは、貴重な大学生活の時間を切り売りする行為
まず第一に、バイトは自分の時間を切り売りしてお金を稼ぐ行為であるということを自覚してください。
恐らく、ほとんどのバイトでは時給制で給料が支払われていると思います。
バイトを経験したことのある人なら分かると思いますが、ほとんどのバイトはタイムカード(出勤時間と退勤時間が記録されるカード)から働いた時間を計算して、給料が支払われていますよね。
では、皆さんこのタイムカードの起源を知っていますか?
世界で初めてタイムレコーダーが生まれたのは19世紀のアメリカで、雇用者の賃金計算を円滑にする目的で、ジョン・C・ウィルソン(John C. Wilson)によって発明された。
(中略)
その後、企業社会が発展し、給与体系が複雑化してくると賃金計算に便利なタイムレコーダーの需要は益々高まっていった。
Wikipedia タイムレコーダー
つまりタイムカードというのは『予想される生産量(=利益)から逆算して、1時間当たりの労働の給料を決めているもの』です。
では、縄文時代や弥生時代からこの仕組みはあったのでしょうか?
答えはNOで、この仕組みは18世紀資本主義社会の到来によって作り出された制度です。
つまり、『経営者(=工場を持っている人)が労働者から労働力を搾取するために作った制度』であり、あくまで経営者側の都合が良いように考えられたものに過ぎません。
現代に置き換えてみると、オーナー(=経営者)が大学生(=労働者)から労働力を搾取して、安い賃金で働かせ続けている状態です。
時給という制度のおかげで、会社や企業は意外と利益を上げているにも関わらず労働者側には一切反映されません。
完全に経営者側の一人勝ち状態です。
このことに気付かず、『時給1,000円とかめっちゃ高いじゃん!』と思っている大学生が多すぎます。
人生でたった4年間しかない、貴重な大学生活の時間を、簡単に切り売りすべきではないと思いますよ。
時給1,000円は安すぎる
時給1,000円にどのような印象を持つかは人によりますが、個人的には『安すぎる』と思います。
理由は至って単純で、『将来ある大学生が、たかが時給1,000円の価値なはずがない』からです。
例として、大卒の初任給は平均24万円です。
仮に時給換算したとすると、最低でも時給1,300円はありますよね。
初任給でこれだけあるということは、社会人では時給換算で2,000~5,000円で働くことは普通ということになります。
では、時給2,000円の社会人と時給1,000円の大学生、能力に差があると思いますか?
もちろん多少の差はあると思いますが、時給と同じ2倍の差はないと思います。
両者にあるのは、あくまで経験値の差。
時給1,000円の大学生も、同じだけの経験を積めば時給2,000円の社会人になれるし、それ以上の存在かもしれません。
賢いあなたなら、どちらが長期的にトクかはすぐ分かるはずです。
思ったより大学生活は短い

『貴重な大学生活を無駄にする』って言ってるけど、4年間もあるよ?
まだ大学低学年の方には想像できないと思いますが、大学の4年間なんて本当にあっという間。

僕も気付けば4年生。高校なら入学~卒業まで終わってます(笑)
それだけ大人になったということかもしれませんが、大学生活は体感時間がビックリするほど短いです。
『バイトしてたら大学生活終わってた。もっと大学生楽しめばよかった~ (; ;)』
↑こんなことになってからだと本当に手遅れなので、気を付けてくださいね。(笑)
【事実】バイトをしていない大学生は意外と多い

僕も最近知ったのですが、バイトをしていない大学生って意外と多いみたいです。
例として、こんなデータを紹介します。
[%] | 大学生 | 短期大学生 | 修士課程 | 博士課程 |
---|---|---|---|---|
アルバイト従事者(合計) | 80.7 | 77.7 | 82.5 | 71.1 |
アルバイト非従事者(合計) | 19.3 | 22.3 | 17.5 | 28.9 |
アルバイト従事者(※条件付き) | 49.1 | 42.8 | 44.5 | 20.9 |
※条件:家庭からの給付のみで修学可能な場合のみ
大学生の場合、20%くらいの人はバイトをしていないという結果が得られています。
5人に1人はバイトをしていないということなので、結構多いですよね。

数十年前と比べて、大学生でもバイト以外で手軽に稼げるようになったのが大きな要因かもしれませんね
ですので、『そこまで自分はマイノリティーじゃない』って思ってもらえば大丈夫ですよ。
『バイトをしない大学生とかクズじゃんw』←これ言ってる奴こそガチのクズです

バイトが絶対じゃないことは分かった。
それでもやっぱり周りの目が気になる…
↑このように思ってしまう人がいる原因が、『バイトをしない大学生はクズだ!』と思っている人達の存在。
そこで今回は、バイトをしていない大学生代表として、このような方々を徹底的に論破していこうと思います。
そもそも他人の事情に口出しするな
その前に、ひとつだけ言わせてください。
他人の事情にイチイチ口出しすんな!!
バイトをしないといけない大学生がいるのと同じで、諸事情によりバイトが出来ない大学生もいます。

特に理系大学生だと、4年生以上では研究があるのでバイトしている暇なんてありません
それにも関わらず、『大学生はバイトして当然』という古い価値観に囚われた大人が多すぎる。
大学生同士ならまだしも、世代が違う大人が現代の大学生に自分の価値観を押し付けるなんてナンセンスです。
今回の話題だけにとどまらず、他人の人生に行き過ぎた干渉をしないで頂きたい所存ですね。
無能なFラン大生ほどバイトに命を懸ける
少し話が逸れましたが、ここから本格的に始めようと思います。
いきなりですが、あなたの周りにいるバイト漬けの生活をしている友達を思い浮かべてみてください。
どんな人が多いですか?
言い方はかなり悪いですが、僕の体験談的には『Fラン大学に通っている無能な大学生』ほどバイトに命を懸けているイメージです。
もちろん例外はありますし、有名大学に通っていてもバイト漬けの大学生活を送っている人もたくさんいます。
ただ、割合的に見ると、圧倒的にFラン大生が多いのが事実です。
そもそも、優秀な大学生は効率の悪いバイトなんかしていません。
ネットを上手く活用するなどして、自分でビジネスをやっているはずです。
また、いわゆる高学歴と言われる大学ほど研究活動なども忙しいので、バイトをしている暇がないのが事実。
逆に、Fランと言われる大学では、研究活動もほとんど無く、勉強なんてしていない人がほとんどです。
自分の力でお金を稼げるほどの意識も高くないので、お金が欲しいならバイトをするしかないですよね。
結果、優秀な大学生はバイトをせず、無能な大学生ほどバイトにのめり込むという構図ができていることになります。
負け惜しみで言っている場合アリ
そして何より、単なる負け惜しみとして言っている場合もあります。

自分が大学生だった頃は一生懸命バイトしていたのに。大学生でバイトしていないとは何事?
↑こんな感じ。
なので、こんな人たちの言うことなんて気にする必要ありませんよ~(笑)
バイトしない代わりに大学生がやるべきこと


じゃあ、バイトをしない代わりに何すればいいの?
結論、大学生の今しかできない体験をするべきです。
例えばこんなこと。
どれも、社会人になってからでは難しいものばかりですね。
『暇で時間はあるけどお金はない』というのが大学生特有だと思います。
ぜひこの楽しい、貴重な大学生活を満喫しちゃいましょう!

本当に4年間あっという間ですよ!
大学生こそバイト以外でお金を稼ぐ経験をするべき


でも、なんやかんやバイトしないと遊ぶお金もないしなあ…
↑こう思っている大学生は少なくないはず。
ですが、実際には違います。
大学生にもなれば、バイト以外でお金を稼ぐのは余裕です!

もちろん、違法なことや後ろめたいことじゃないですよ(笑)
実際に僕も、現在はバイトをしていません。
ブログ運営をすることによって収益を得ています。
ブログ運営以外にも、大学生の内からできる金策・副業はたくさんありますが、長くなるので本記事では省略します。
本記事のまとめ
今回は、『バイトをしない大学生は本当にクズなのか?』ということについて解説していきました。
何度も言いますが、『バイトをしない≠クズ』は明確です。
もし周りに、『大学生のくせにバイトしてないの?w』とか言ってくる奴がいれば、今回の記事を参考にして、徹底的に論破してあげましょう!(笑)

TPOはわきまえて、ね(笑)
今回は以上です。最後までお読みいただきありがとうございました。
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