
大学生です。
大学院に進学予定なのですが、大学院試の勉強はいつから始めれば良いのですか?
ほとんどの理系大学生の大学卒業後の進路が大学院。
そんな大学院も一応、受験して入学が決まるシステムです。
そんな中、疑問に思うのが『院試勉強はいつからスタートすれば良いのか?』について。
いくら院試は合格率が高い試験とは言え、気になりますよね。
そこで本記事では、『院試勉強はいつからスタートするべきか』について、
の3パターンに分けてご紹介します。

一応、院試トップ合格者です
大学院入試の大まかなスケジュール


そもそも、大学院試のスケジュールってどんな感じなの?

大学によって多少時期にズレがあるものの、大体はこんな感じだよ
ほとんどの内部進学者の場合、4回生時点で所属している研究室を継続していく形になります。
この場合は当然、研究室見学などは不要。
実際に院試に向けて準備を始めるのは大学4回生の6月頃ということになります。
一方、外部の大学院を目指している方は、研究室見学が必須。
大学4回生の4月くらいには、研究室見学に行っておきましょう。

僕も4月に他大学の研究室に行き、外部の大学院を受験しない方向性に固まりました
早い時期に研究室見学をすることによって、自分の進路を早々に見極めることができます。
『まだ迷っている』という方も、できるだけ早めに研究室見学することをオススメしますよ。
内部生限定:院試に受かるだけなら1ヵ月前からでも行けちゃう

ここで、衝撃の事実をお伝えします。
ハッキリ言って、院試に受かるだけなら1ヵ月前から勉強をスタートしても行けちゃいます。
もちろん、これは内部生限定の話ですし、必ず受かる保証はありません。
ですが事実として、毎年、1ヵ月前から勉強を始める人達でもギリギリで合格しています。

そんなのFランだけじゃないの?

僕の通っている大学(某国立)にもたくさん居るよ(笑)
大学受験と違って、意外と大学院試はチョロいです。
出題される問題のレベルも、定期テストと同等かチョット上くらいなもの。
あまり身構えずとも、全然大丈夫ですよ。
疑問:大学院試は合格さえすれば良い?


大学院試ってチョロいんだ~(笑)
じゃあまあ、1ヵ月前から勉強始めればいいかな!?

合格はできると思うよ!けど、その後めっちゃ苦労するんだけどね
そうなんです、大学院試は合格さえすれば良いという話ではないんです。
その理由が、研究室配属。
各大学院の入試システムにもよりますが、基本的に、大学院試は希望する研究室の枠を奪い合う受験です。
つまり、院試自体に受かったとしても、研究室の枠からはみ出す可能性が十分にあるということ。

え、大学院には行けるんでしょ?じゃあ良くない?
↑このように思う方もいるかもしれません。
どうでも良いように思うかもしれませんが、実はこのシステムが結構ヤバめなんです。
というのも、大学院には受かっても希望する研究室の枠から落ちた場合、枠が余った研究室に対して配属されるシステム。
これが何を意味するかというと、強制的にブラック研究室になるかもしれないということ。
いきなり、知り合いも居ない・興味も無い研究室に配属されるとか、考えただけでも恐怖ですよね。
さらに、『枠があまる=不人気な研究室=ブラック』です。

これ以上は言うまでもありませんね(笑)
ご想像にお任せします
院試勉強はいつからスタートするべきか


い、一応ちゃんと院試勉強しよ…(震)
ということで、いよいよ本題。
『院試勉強はいつからスタートするべきか』についてです。
今回は、各々が目指すところによって場合分けをしています。
自分に当てはまる所を参考にしてみてくださいね(^^)
内部生:とりあえず院試に合格できれば良い人
まずは、とりあえず院試に合格できれば良い人の場合。
この場合は、遅くとも院試の1~2ヵ月前から勉強をスタートしましょう。
1~2ヵ月前から始めたとしても、教科書の内容1周・過去問3年分を解くくらいの期間はあります。
本番2週間前には、過去問に着手できるように勉強を進めましょう。
また、1ヵ月前からスタートしても十分合格できると言いましたが、確実とは言えません。
少しでも懸念のある方は、できるだけ早く勉強をスタートしてみてください。
内部生:合格は当然、トップの成績を目指したい人
続いて、大学院試の合格は当然で、順位に興味のある人の場合。
この場合は、大学4回生の4~6月から勉強を始めればOKです。
このくらい早い時期から勉強すれば、教科書2~3周・過去問10年分くらいできる猶予があります。
本番1ヵ月前には十分仕上がっており、あとは知識の穴を埋める作業をすることを目指しましょう。

過去問で8~9割解けていれば、十分1位を狙えますよ
外部生:他大学院を目指す人
おまけで、他大学院を目指す人の場合。
この場合は、勉強を始めるのは早ければ早いほど良いです。
というのも、あなたが通っている大学と目指している大学では、カリキュラムが違うことがほとんど。
内部進学者にとっては普通に授業で学習した内容でも、外部受験者にとっては知らない内容であることはよくあります。
早くて大学入学時からコツコツ・遅くて大学4回生の4月までには勉強を始めましょう。
注意:院試の英語はTOEICのスコアのみ

ここでひとつ注意点。
ほとんどの大学院試では、英語の試験はTOEICなどの外部試験のスコアだけで判断されます。
理系の場合、専門科目のスコアではあまり差は付きません。
そのため、TOEICのスコアが合否を大きく左右することになります。

具体的には何点くらい必要?

大学レベルにもよるけど、理系なら600点は欲しいよね
理系大学生の場合、TOEIC700点以上あると、かなり大学院試が楽になると言われています。
TOEICは就活でも使えるので、院試の1年~半年前から準備しておきましょう。

ちなみに、理系でTOEIC800点オーバーだと院試は余裕。
面接でも話題ができ、圧倒的なアドバンテージですよ
TOEICで高得点が取りたい方は、↓の記事も参考にしてくださいね。
警告:院試に落ちるとめちゃくちゃ大変です

最後にひとつ警告。
大学院試は合格率が高い試験ですが、それでも不合格者は必ず出ます。

僕の友人でも不合格になっている人が何人かいます
万が一、院試に落ちるとマジで大変。
後期受験できる大学院探し・大学院のための浪人・院試後から就活開始などなど。
ハッキリ言って、人生設計が大きく狂います。
あなたがこのような目に遭わないように、ぜひ危機感をもって勉強に励んでください。
「院試勉強はいつからスタートするべき?」まとめ
今回は、『院試勉強はいつからスタートするべきか』について紹介しました。
大学院試は大学受験と違って、割とイージーな側面をもちます。
しかし一方で、落ちた時のダメージは大学受験とは比べものになりません。
これからの人生を狂わせないよう、ちゃんと勉強しましょ(笑)
今回は以上、最後までお読みいただきありがとうございました。
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