
・英語が苦手過ぎてTOEICで良いスコアが取れない…
・どうやってTOEICの勉強をすれば良いのか分からない…
・出来るだけ最速で、効率的に高スコアを取りたい!
本記事では、↑このような悩みを解消します。

この記事を書いている僕は現役大学生(4回生)
理系大学生(英語に得意意識ナシ)ですが、2ヵ月半の勉強でTOEIC845点を取った経験からこの記事を書いています。
大学生にTOEICの受験が『必須』な理由

TOEICは、今や日本で最も使われている資格のひとつ。
大学受験・就活・転職など、人生における様々な重要な局面で必要になります。
その中でも高スコアを保有している人は優遇され、『TOEICのスコアが今後の人生を大きく変える』と言っても過言ではないほど、重要な資格です。

実際に、『楽天のようにTOEIC800点以上ないと入社できない会社』や
『中卒だけどTOEICを頑張って外資系企業に転職できた人(Twitter)』の例もあります。
より詳しくはこちらの記事で紹介しています。
>> TOEICのスコアはどのくらい必要?世代別の目安まとめ
とにかく、TOEICは『コスパ最強の資格』であることには間違いありません。
時間に余裕のある大学生の今だからこそ、TOEICの受験は必須です。
【体験談】英語が得意じゃなくても、2ヵ月半でTOEIC845点取れる
まずは下の写真を見てください。

これは僕が受験したTOEICの結果です。
この写真からも分かるように、僕自身2回TOEICを受験して、
1回目の受験で755点・2回目の受験で845点を取ることが出来ました。

でも、英語が得意なだけでしょ?
こう思われた方もいると思います。
ですが事実として、僕は英語が得意ではありません。
『めちゃくちゃ苦手』という訳ではありませんが、受験の時にも『自分の武器は英語力』と思ったことは一度もありません。
もちろん留学経験もナシ。
むしろ、中学生の頃は英語が苦手過ぎて泣いていたくらいです。
そんな僕でも、正しい・効率的な勉強法を実践することで2ヵ月半でTOEIC845点を取ることができました。
ですので、
↑このような人も、絶対に大丈夫。
まずは2ヵ月半、今回紹介する勉強法を継続してみてください。
【大前提】TOEICの勉強で重要なポイント

具体的な勉強法を紹介する前に、大前提として、TOEICの勉強で重要なポイントを確認しておきます。
それが、常に本番を想定しながら勉強をすること。
一見、当然のことのように思えるかもしれませんが、TOEIC勉強において一番大切なことです。
ご存知の通り、TOEICの試験では時間がありません。
普段、時間に余裕を持って問題を解くのと、試験中に切羽詰まって焦りながら受験するのとでは、全く別の種目。
持っている力の半分も引き出せません。
これを防ぐには、普段の勉強から時間に追われる習慣を付けるしかありません。
どんなに少量の問題でも、キッチリ時間を測って解く癖を付けてください。
【最速】大学生向けのTOEIC勉強法

ここからは、実際に僕が2ヶ月半で845点取った『効率の良い勉強法』について解説します。
基本的に、
- Step0:本格的にTOEIC勉強をする前
- Step1~3:TOEIC勉強中に並行して行うもの
という前提ですので、このことも踏まえて参考にしてください。
※問題を解く際には時間を測って問題を解くことを意識しながら取り組むこと。
Step0:多読

これからTOEICの勉強を始める人・点数に伸び悩んでいる人がまず最初にやるべきことは、多読です。

多読って何?

多読とは、本とか雑誌とかみたいな長い文章を読むことだよ
大学生でも多読という勉強法を聞いたことがない人は多いかもしれません。
ですが実は、多読は非常に効果的な英語学習法なんです。
その理由が次の2つ。
『英語をそのまま理解』できるようになる
ほとんどの日本人は英語を読む時、無意識ながら頭の中で『英語→日本語』に翻訳しています。

僕も昔は、無意識に『英語→日本語』に翻訳していました
しかしそれでは、TOEICの試験では全く通用しません。
TOEICはとにかく時間との勝負。
必要な情報だけを取り出して効率よく処理する必要があります。
ですが、『英語→日本語』の流れで理解していると、すぐに処理スピードの限界が来てしまいます。
これを矯正するためには『英語のまま理解する』癖を付けないといけませんよね。
そこで多読の特徴が活きてきます。
多読の教材である本や雑誌には膨大な文量があるので、読んでいるうちに自然と『英語のまま理解』できるようになるのです。

脳が英語に慣れてくる感じです
そして最終的には、『英語の文章は英語のまま処理して問題に答えられる』ようになり、TOEICの試験中に日本語で考えることが無くなります。
恐らく、何言ってるか分からないと思いますが、多読をすると分かるようになるので安心してください(笑)
『英語の文章処理スピード』が爆上がりする
『英語をそのまま理解できる』ようになると、英語の文章処理スピードが桁違いに上がります。
実際に僕自身、TOEICの試験では5分以上試験時間を余らせて問題を解き終わっています。
TOEICは80%以上の人が最後まで解き終われない試験なので、これだけでも文章処理スピードが桁違いということが分かりますよね。

さらに、余った時間を問題の見直しに割くことで、ケアレスミスを減らすこともできました!
文章の処理スピードが上がることにはメリットしかないので、この練習になる多読はやり得です。
多読の教材について

具体的にはどんな教材が良いの?
基本的にはどの本でも良いのですが、個人的には『ハリーポッター』がオススメです。

僕もハリーポッターの英語版で多読をしましたが、内容も面白いので『勉強している感』ナシで読めました。
ただし、ハリーポッターの作者がイギリス人なのでイギリス英語(※)なのと、かなりの文量があるので、初心者にはオススメしません。
※学校で習う英語はアメリカ英語。基本的には同じだけど、一部訛りがある。
多読については以下の記事で詳しく紹介しているので、興味があれば合わせてどうぞ。
>> 【多読】TOEIC700点以下におすすめのリーディング勉強法
Step1:単語力のアップ

TOEIC対策で最も重要なことが単語力のアップです。
多読と同様、毎日少しずつで良いので必ず取り組むべき。
結論から言うと、TOEICは単語ゲーです。
理由としては次の2つ。
まず、TOEICには大学受験では絶対出てこないような単語が頻出します。

patioとかawningがその例
大学受験を経験した人でも、この2つの単語を知っているという人はほとんど居ないはず。
これがいわゆる『TOEIC単語』の例です。
逆に、TOEICの世界観上、絶対に出ない種類の単語も数多く存在します。
戦争や事件などに関わる単語がその例です。
これらのことからも、TOEIC対策をするためには、絶対にTOEIC専用の単語帳を使ってください。
数あるTOEIC専門単語帳の中で、最もオススメするのが『金のセンテンス(通称金セン)』です。
この単語帳は、TOEICの単語帳として最も有名な『金のフレーズ(金フレ)』という単語帳の姉妹本です。

金フレの方が有名なのに、なんで金センの方が良いの?
その理由は以下の点です。
つまり、金センの特徴としては以下の通りです。
正直、どちらの単語帳も良い単語帳なので大差はありませんが、どちらにしようか迷っている方は金センをオススメします。


金セン・金フレの比較についてはこちらの記事で詳しく紹介しています。
興味があればどうぞ。
>> 【金のセンテンス】TOEIC対策に最適な単語帳はこれだ!
Step2:文法力の強化

TOEICのリーディングパートのスコアを伸ばすために手っ取り早い対策は、『文法力の強化』つまりPart5の対策です。

Part5とはリーディングパートのひとつで、文法や単語・熟語の知識を問う設問のこと
『Part5対策によってリーディングパートのスコアを伸ばしやすい』理由は次の2つ。
詳細はこちらの記事に書いているので今回は省きますが、Part5対策を重点的にやれば700点超えは余裕です。
>> 【TOEIC】Part5対策だけで700点越えは余裕です
それくらい最重要なパートであるPart5ですが、対策方法はとても簡単。
文法特急を1冊やり込む、これだけです。

この一冊をやり込めば、Part5満点(30問)を狙えるくらいの文法力とテクニックが身に付きます。

しかも、この参考書は
・全て一問一答形式
・それぞれに詳しい解答や考え方の手順の解説付き
・慣れると1周に1時間掛からないくらいボリューム
ちょっとした隙間時間で進めていくだけで面白いように文法問題が分かるようになり、モチベーションにも繋がります。
TOEIC対策には必須の参考書なので、まだ持っていない方は必ずゲットしておきましょう。
Step3:シャドーイング

最後がシャドーイングです。
シャドーイングはリスニングパートの対策として行います。

シャドーイングって何?
シャドーイングとは、流れてくる音声の後に耳から聞いた音をコピーして発音するという勉強法のこと。
一見、簡単そうに思えますが、実は慣れるまで激ムズです。
というのも、我々日本人は高校までの教育課程でリーディング・ライティングしか学習していません。
高校までの授業で、リスニングに特化した授業を受けたことがない人がほとんど。
つまり、海外の子供よりも『英語の耳』が作られていない状態なんです。
しかもTOEICでは、リスニング・リーディングの配点は共に495で同じ。
『どちらか片方に専念する』というムーブが出来ません。

なので、リスニングの勉強は必須になってくる訳です

じゃあ、リスニングの勉強って何すればいいの?
それがシャドーイングなんです。
シャドーイングが効果的である理由は主に次の3つ。
僕自身、シャドーイングを2か月半毎日継続したことで『英語の耳』が出来上がり、リスニング力が飛躍的に向上しました。
最終的には、スコアとして『リスニング>リーディング』になったほどです。
シャドーイングの詳しいやり方については以下の記事で紹介しているので、合わせてどうぞ。
>> 【TOEIC】日本人はリスニングが伸びやすい!その理由と勉強法
また、プラスαのリスニングの勉強として『ディクテーション』という勉強法があります。
主にPart2対策として行う勉強法なのでシャドーイングと比べて汎用性には欠けますが、こちらも効果的な勉強法です。
ぜひ、シャドーイングと合わせて毎日のルーティンにしてみてください。
>> 【TOEIC】Part2のスコア爆上がりするディクテーションとは?
【継続は力なり】少しずつでも毎日続ける

ここまで紹介してきたものが、僕が2ヵ月半でTOEIC845点を取った時に実践していた勉強法になります。
時間としては1日1時間半くらいの勉強時間でしたが、コツコツ毎日継続したことによって大きな成果を得ることができました。

要所要所で対策した所もありますが、2ヵ月半で継続してやったのは本当にこれだけ!
この4点さえ継続出来れば、誰でも700点以上を狙える実力が身に付きます。
しかし、最大の壁は継続して勉強できるかどうか。
こればかりは個人の継続力・やる気によるので何とも言い難い所です。
ですが、TOEICは非常にコスパの良い資格でメリットも多いので、大学生なら700点以上は目指してみてください。
勉強期間はどのくらい必要?

TOEICで高スコアを取るまでに勉強する期間はどのくらい必要?
当然ですが、あなたの目標スコアと現在の英語力によって変わります。
平均的な大学生(スコア:460点前後)が600点を取ろうと思えば、最低でも2ヵ月くらいは勉強期間は必要なイメージ。
また、高得点帯になるにつれて『スコアの伸び』は減少していきます。
もちろん、必要な勉強時間はさらに多くなります。
以下に、オックスフォード大学の研究のデータを掲載しているので、こちらも参考にしながら、必要な勉強期間を逆算してみてください。
TOEIC勉強にまとまった時間は必要ナシ!

忙しくてまとまった時間が無いから勉強できない~泣
TOEIC800点は夢なのかな…
↑このように嘆いている方を時々見かけますが、これは大きな間違い。
TOEICの勉強にはまとまった時間は必要ありません!
もちろん、模試などをする時には時間を測って取り組むべきですが、普段の勉強にはスキマ時間を活用するだけで充分。
電車やバスに乗っている時・授業と授業の間・お風呂に入っている時など、チョットしたスキマ時間を有効に活用するだけでTOEIC800点超えは可能です。

『塵も積もれば山となる』
TOEICの勉強にはこれが大事!

でも、参考書や単語帳をいちいち持ち歩くのは大変じゃない?
お風呂に持って入るとかリスキーすぎるし…
たしかに、電車やバスに乗っている時や授業の間に勉強する分には紙媒体でも良いですが、お風呂などにはチョット厳しいですよね。
そういう時は、文明の利器(TOEIC対策アプリ)を思う存分活用していきましょう。
数あるTOEIC対策のアプリの中で、TOEIC800点オーバーの僕がイチオシするのが『スタディサプリ ENGLISH(通称スタサプ)』です。
CMでも有名で、日本でトップレベルに人気のTOEIC対策アプリですね。
スタサプ最大の特徴がその便利さとボリューム。
最短1回3分なので、毎日のチョットしたスキマ時間から本格的にTOEIC対策ができます。
その他にも、スタサプの内容として
などなど、TOEIC対策アプリの内容としてはこれ以上ないレベル。
ただ、月額3,278円(税込み)と少し料金は割高です。

1年間継続してサブスクするとなると32,736円(12ヵ月パックの場合)
流石に高すぎ…(笑)
※App StoreやGoogle Play Storeから申し込む場合、月額3,700円とさらに割高になるので注意!
ですが、1ヵ月ごとの契約も可能。
例えば、2ヵ月間で目標のTOEICスコアを取得するプランを立てるなら、かかる費用は全部で6,556円です。
一方、金フレ・公式問題集・精選模試・読解特急・など、TOEIC800点超えのスコアを取るために必須級の問題集・参考書を購入した場合には、かかる費用の総額は約7,400円となります。
(2022年4月時点)
| 金額(目安) | メリット |
---|---|---|
紙媒体 | 約7,400円 | 直接書き込みが出来る・買い切り |
スタサプ | 6,556円 | 持ち運びが便利・お風呂でも使える・+αの特典付き |
その他にも『持ち運びの便利さ』や『お風呂での使用が可能かどうか』などの面でスマホアプリと紙媒体の違いがあるので、どちらがオトクかは人それぞれ。
なので、『自分で目標のTOEICスコアを取得するまでの勉強期間』を決めて、『期間限定』で契約するのは全然アリだと思います。

『投資したからには絶対にやってやろう!』っていうモチベーションにも繋がりますからね!
しかも今なら、スタサプの全ての機能が7日間無料体験できます。
とりあえず7日間無料で使ってみて、『自分にはスマホアプリが合うのか、紙媒体が合うのか』を決めるのがベストだと思いますよ。
「大学生向けのTOEIC勉強法」まとめ
今回は、理系大学生の僕でもわずか2ヵ月半でTOEIC845点を取得できた勉強法の概要についてまとめました。
慣れない言語の勉強を毎日続けるのはしんどいですし、何年も継続して勉強している人は本当にスゴイですよね。
継続は力なり!
『この壁を乗り越えさえすれば、TOEIC高得点はすぐそこ!』ということをお伝えできれば幸いです。
ぜひ、今回の勉強法を参考にしてご自身のベストな勉強法を探してみてください。
今回は以上です。最後までお読みいただきありがとうございました。
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