TOEICの勉強をしている者です。
TOEICのリスニングパートでは、Part2がめちゃくちゃ苦手です。
聞き取れない時の対策や普段からの具体的な勉強法を知りたいです!
近年、Part2はTOEICのリスニングパートの中で最も難化しているパートと言われています。
従って、Part2でなかなかスコアが取れないという悩みを抱えていらっしゃる方は多いはず。
そこで本記事では、TOEICのPart2が聞き取れない方に向けて、具体的な勉強法や本番での対策についても解説していきます。
リスニングが苦手な方でもできるので安心してください!
TOEICのPart2とは?
一応、TOEICのPart2ではどのような問題が出るのかを抑えておきましょう。
Part2はTOEICのリスニングパートの1つで、短い文章の後に続くものとして適切であるものを選択肢3つの中から選ぶという問題です。
例題として次のサンプル問題を解いてみてください
どうでしょうか?
ちなみに正解はAです
TOEICのPart2では、このような問題が計25問出題されます。
Part2だけでも、そこそこの問題量があるように感じたのではないでしょうか。
さらに、リスニングの試験は自分で解くスピードを調節できません。
その結果、自分の処理スピードが問題に追いつかず解答が遅れていくのです。
これが、Part2を苦手とする人が多い原因のひとつです。
TOEIC初心者にとって、Part2はリスニングの鬼門パートと言うにふさわしいですね。
TOEICのPart2で求められる能力
先ほども言ったように、Part2はスピード感満載で一瞬の気の緩みも許されない鬼門パートです。
そんなPart2において、求められているのは主に次の3つの能力。
短い文章を素早く正確に把握する力
まずは、短い文章を素早く正確に把握する力です。
Part2の問題は、基本的に3~10秒程度の文章しか存在しません。
この短い時間の中で、文章を聞き取って適切な返答を選ぶ必要があります。
最初の音を聞き分ける力
2つ目が、最初の音を聞き分ける力です。
え、どういうこと?
簡単に言うと、最初の疑問文(5W1H)を絶対に聞き逃さずに判別する必要があると言うことです。
実は、Part2の問題の8割が疑問文から始まる文章で構成されています。
トリッキーな問題や分かりずらい問題は残りの2割ほどしかありません。
つまり、Part2では疑問文を正確に聞き取れるかを重視しているということ。
そんなPart2の大半を占める疑問文は、最初の音が肝心です。
これを聞き取れただけで正解できる問題も多く存在します。
音の繋がりを認識する力
3つ目が、音の繋がりを認識する力です。
例えば次の文章、あなたならどのように読みますか?
But I don’t have a car now.
恐らく、バッド アイ ドント ハヴァ カー ナウと読むはずです。
ですが、ネイティブはこう読みます。
バライ ドンハヴァ カーナウ。
つまり、我々日本人が正しいと思っている読み方は、実際には正しくありません。
この認識のズレによって、紙面では理解できる文章が、リスニングだと理解できないことに繋がります。
このように、正しい英語の読み方に伴う音の繋がりを認識する力も必要とされるのです。
TOEICのPart2を苦手に感じる原因
TOEICのPart2を苦手に感じるのには、大きく分けて3つの原因があります。
ひとつひとつ解説していきますね。
自分のペースで問題を解けない
最初にも軽く触れましたが、自分のペースで問題を解けないこともPart2を苦手する原因のひとつ。
問題が進むスピードが一定のため、迷っていたらすぐに次の問題がやってきます。
- 正解の選択肢に迷う
- 次の問題がやってくる
- 上手く聞き取れずに、また迷う
- 次の問題がやってくる
- 1.~4.の繰り返し
↑このループにハマってしまうと、雪だるま式にミスを連発することに繋がりますよ。
この対策は後ほど解説しますね
問題文を正確に聞き取れない
Part2を苦手とする原因として、最も多いのがこれだと思います。
TOEICは問題形式上、リスニングの音声は一度しか流れません。
そのため、聞き逃してしまった場合には、その問題は勘で解くしかなくなります。
ただし、Part2の問題文を聞き取るのにはいくつかコツがあります。
そのコツも後ほど
引っ掛け問題に惑わされる
TOEICのPart2は、引っ掛け問題が多いことで有名です。
一見、正解のような選択肢でも不正解であることは度々あります。
この引っ掛け問題を見分けるには、経験や少しのコツが必要となってきます。
引っ掛け問題を攻略できるコツを知っていると、Part2の正答率は爆上がりします
TOEICのPart2に効果的な勉強法
Part2攻略には、コツコツと勉強していくしかないんですかね…
Part2対策だけに限らず、コツコツと勉強していくことは英語学習において非常に大切です。
しかし実は、Part2に必要な能力を効率良く身に付ける勉強法は存在します。
それがディクテーションです。
ディクテーションとは簡単に言うと、聞いた文章を書き取るリスニングの勉強法です。
よく分からない方へ向けて、例題として先ほどのサンプル問題を使って考えてみます。
- 音声を聞く
- 自分なりに聞こえてきた音を書き取る
- 納得できるまで、1・2の手順を繰り返す
この3ステップで行います。
今回の例題では、
Q. Where is the new fax machine?
A. Next to the water fountain.
B. I’ll send a fax tomorrow.
C. By Wednesday.
という風に書き取れていれば正解です。
最初の内は、5~6回でできれば上出来です
これを、1日に3題くらいずつで良いので毎日継続してみてください。
教材とかは何がいいの?
ディクテーションの教材としては、公式問題集を使えば問題ありません。
また僕自身、リスニングの勉強はディクテーションだけでなくシャドーイングを毎日継続しました。
2つ合わせてより効果があるので、ぜひこちらの記事も読んでみてください。
本番で使えるかも?Part2の裏技・小技
ここまで、Part2の正攻法のよう勉強法を紹介してきました。
しかしやはり、一朝一夕では身に付かないものです。
そこで、Part2で使える小技・裏技をいくつか紹介します。
TOEICも試験なので、ある程度の出題傾向があり、付け焼き刃でもなんとかなっちゃう問題も存在します(笑)
5W1H問題は最初だけ全力で聞き取る
先ほど、Part2の問題の8割はこの問題が占めると言いました。
この手の問題に関しては、正直なところ、最初の疑問詞を聞き取れば選択肢は絞られてきます。
例えば、Why~という問題文に対し、選択肢がYes・Noから始まっている場合は即×にできます
このように、全体が聞き取れなくても最初の一語だけ聞き取れれば、自ずと正解になると思う問題が多数見かけられます。
全身全霊で最初の一語を聞き取りましょう!
解答は消去法で決める
845点ホルダーの僕ですが、選択肢を見て『間違いなくこれだ!』と確信できる問題は、実はそんなに多くはありません。
理由として、最近はかなり意地悪な選択肢が正解になるパターンが増えているからです。
逆に、合ってるように思っても少しの違いで不正解になるというケースも多くあります。
従って、このようなミスを減らすためにベストなのが消去法で答えることです。
意外と消去法で解いていない人が多いのでオススメです
音声中は目を瞑って聞く
は、何言ってんの?
いや、ガチだから(笑)
理由はとてもシンプルで、音以外の情報を完全にシャットダウンするためです。
やはり人間誰しも、慣れていない外国語よりも目で見たものに意識が引っ張られがち。
意外と集中して聞けるようになるのでオススメですよ。
音声中は息を止めて聞く
こいつ、完全にふざけてるな
これもガチだから(笑)
これも目を瞑るのと理由は同じ。
目を瞑ると、意外と心臓音や自分の呼吸音が聞こえてきて、集中が削がれます。
これを防ぐために、僕が実践していたのが息を止めることです。
完全に自己責任ですが、皆さん試してください。
「TOEICのPart2が聞き取れない時の対策と勉強法」まとめ
今回はTOEICのPart2が聞き取れない方に向けた記事を書きました。
やはり近年最も難化していると言われているパートなだけあり、苦戦している人も多いと思います。
最後に紹介した小技・裏技は別として、やはり言語学習なので一朝一夕で身に付くものではありませんね。
ぜひ、毎日のディクテーションを継続して、Part2を攻略してみてください。
今回は以上。最後までお読みいただきありがとうございました。
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