TOEICの勉強をしている者です。
毎回、時間内にリーディングパートが解き切れず、10問以上を塗り絵しています。
Part7を攻略する方法を教えて欲しいです。
Part7はTOEICにおける最大の鬼門。
ほとんどの受験者がPart7の問題量に圧倒され、最後まで解き切ることができません。
ですが、スコアアップの観点からも、最後まで問題を解き切ることは非常に重要です。
そこで本記事では、TOEICのPart7の対策や勉強法について解説していきます。
TOEICでPart7を最後まで解き終わることは重要
まずは、TOEICにおけるPart7の重要性について再認識してください。
そもそも、Part7を最後まで解き終わることってそんなに重要?
難しいPart7よりも、他のPartの正答率を上げた方が効率よくスコアアップに繋がるのでは?
↑このような考え方をしている方は少なからずいますが、大きな間違いです。
その理由は至って単純で、ほとんどのPart7の問題は難しくないからです。
コツさえ掴めれば、8割の問題は楽勝
また、Part5などと違って、知らないと絶対に解けない問題はひとつもありません。
更にもうひとつ、あまり知られていない事実があります。
それが、皆さんがよく塗り絵で終わらせている部分(190.~200.)には、瞬殺できるほど簡単な問題が、ほぼ必ず4問以上存在していること。
*塗り絵: 最後まで問題を解き切れず、適当にマークしている状態のこと
最後まで問題に目が通しきれていないために、多くの方が『最後の方の問題は難しい』と誤解しているだけなのです。
今まで、『Part7は最後まで解き切れないのが当たり前だから大丈夫』と思っていた方は、意識を変えることを推奨します。
Part7を最後まで解き切れない原因は?
Part7の重要性が分かったところで、本格的な対策を練っていきましょう。
まずは現状の確認から!
最後まで解き切れない方には、一般的に以下のような原因があります。
どうでしょうか。
これらの原因ひとつひとつに対する解決方法・改善点について詳しく解説していこうと思います。
【前提】まずは多くの問題をこなすことから
具体的な勉強法を紹介する前に、重要なことを言っておきます。
それが、Part7攻略のためには、まずは多くの問題をこなす必要があるということ。
できる限り多くの問題の型に触れ、設問の傾向と解き方の思考回路を固めることが重要になります。
ただし、闇雲に問題を解くことが良いことではありません。
良質な問題にチャレンジすることが重要です。
そのためには、質の高い問題集が効果的。
特に、この3つはTOEICのPart7攻略には必須級の問題集です。
もし、まだ持っていなければ早急に準備することをオススメします。
【真実】TOEICのPart7は全部読む必要ナシ
実は、TOEICのPart7は文章を全部読む必要ありません。
しかし、Part7を解き切れない方のほとんどが、全部読まないといけないと勘違いしています。
『ここは読まなくて良い』などのことは問題によるので一概には言えません、大事なのは効率良く求められている情報にフォーカスすることです。
『必要なさそうな情報だな』って思ったら飛ばしてOK!
普段の勉強から、この意識を持って勉強してみてください。
それぞれの原因に対する対策
ではここからは、先ほど紹介したPart7を最後まで解き切れない原因に対する、それぞれの対策を解説します。
文章を読むのが遅い
そもそも、文章を読むスピードが遅ければ、いくら頑張ってもPart7を最後まで解き切ることはできません。
最低速度80キロ以上の高速道路を、最高速度60キロまでしか出ないポンコツ中古車が走ろうとしも無理ですよね。
まずはとにかく、文章を読むスピードを上げることから始めましょう。
そのためにオススメする勉強法が多読です。
詳しくはこちらの記事で紹介しているので、合わせてご覧ください。
僕自身も、多読で文章処理スピードが爆上がりしました!
Part5・6に時間を使いすぎ
文章を処理するスピードは足りているのにPart7を最後まで解き切れない場合は、時間配分が上手くいっていません。
時間配分は地味ですがとても大事なので、ぜひ自分に合うベストな時間配分を身に付けてみてください。
時間配分に関して詳しく知りたい方は、こちらの記事もどうぞ
Part7の文章を全部読もうとしている
先ほども言いましたが、TOEICのPart7では文章を全て読む必要はありません。
例えば、下の画像の青枠のところ。
これらの文章は設問とほとんど関係ない場合が多いです。
読むべき所と読まない所の区別は素早く正確に行いましょう。
マルチパッセージのような問題形式に慣れていない
多くの方に共通して、Part7のマルチパッセージ(複数の文章が出てくる問題)に慣れていないことが挙げられます。
*マルチパッセージ:複数の文章が出てくる問題のこと。設問を解答するにはこれらを行き来して、全体の内容を理解しておく必要がある。
この問題形式に慣れるためには、とにかくたくさんの問題に取り組むしかありません。
しかし、Part7はPart5と比べて有名な参考書や問題集が少ないのが事実。
そのため、どの問題集にすれば良いのか分からない方は多いと思います。
そんな方に僕が圧倒的にオススメするのは、読解特急です。
この問題集は大きく分けて2つのセクションで構成されています。
問題の質も高く、解説も付いているので初心者の方にも優しい設計になっています。
何回でも使えるのも嬉しい!
また、この問題集を飽きたくらいにやり込んだ方には精選模試もオススメ。
この問題集は、本番のTOEICと同じ問題構成になっている模試で、かつ本番のTOEICよりも難易度が少し高い問題集です。
模試として使っても、単なる問題集として使っても効果的!
普段の勉強から時間を意識せずに解いている
最後に気を付けて欲しいのが、普段の勉強から本番のTOEICを意識して問題を解くことです。
本番のTOEICは時間との戦いです。
ゆっくり取り組めば解ける問題も、本番では解けないなんてこともよくあります。
これを防ぐためには、普段の勉強から制限時間に慣れるような訓練をしておくしかありません。
どんなに少量の問題でも、必ず時間を測って取り組んでください。
【アドバイス】Part7を全部読まなくて済むコツ
少しだけ、Part7に関するコツを教えます。
それが、以下の2つ。
本文の前に全ての設問に目を通す
まず1つ目が、本文の前に全ての設問に目を通すということ。
先に、どんなことを聞かれているのかを知ることで効率良く本文を読むことができます。
割と王道なコツのひとつのはずですが、ちゃんと意識してやっている人は少ないイメージです。
ぜひ普段の勉強からルーティン化してみてください。
1パラグラフ・1プロブレムの原則を知る
2つ目が、1パラグラフ・1プロブレムの原則を知ることです。
ん?何それ?
少し分かりにくいと思うので噛み砕いて説明すると、1つの段落には1つの設問の答えしか存在しないということです。
これはTOEICという試験の特徴で、今まで同じ段落に2つの設問の答えがある問題を経験したことがありません。
これを知っていると、自ずと設問の答えが書いてありそうな場所を予測することができます。
意外と知らない人が多いので、覚えておくと結構使えますよ。
Part7勉強にまとまった時間が確保できない方へ
TOEICのPart7は、数多くの問題に取り組むことでしか対策することはできません。
しかし、毎日が忙しく、まとまった勉強時間が確保できない方は多いはず。
そんな方は、スキマ時間を有効に活用することを大事にしてみてください。
具体的には、スタディサプリのTOEIC対策コースがオススメです。
スタサプなら7日間、全ての機能が無料でお試しできます。
少しでも興味があれば、体験してみることをオススメします!
「TOEICのPart7は全部読む必要ありません」まとめ
今回は、TOEICのリーディングにおける鬼門であるPart7の対策やオススメの教材について解説しました。
Part7を最後まで解き切れるようになるまでは時間が掛かりますが、問題演習と試行錯誤を繰り返していけば必ず達成できます。
TOEIC全体の勉強法についても知りたければ、こちらの記事も合わせてご覧ください。
今回は以上。最後までお読みいただきありがとうございました。
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