
TOEICに挑戦している者です。
何とかTOEIC700点台までは来たものの、800点台の壁を全然突破できません。
この状況を打破できる勉強法を知りたいです!
勉強を継続しても、なかなかスコアアップできないという悩みをかかえている方は多いはず。
そこで本記事では、TOEIC700点から800点にスコアアップするための学習時間の目安や勉強法について解説します。

この記事を書いている僕は現役大学生(4回生)
理系大学生ですが、2ヵ月半でTOEIC845点取得しました。現在はIELTSの勉強をしています。
【体験談】1ヵ月あればTOEIC700点から800点は余裕

まずはこちらの画像をご覧ください。

これは僕が受験したTOEICの2回分の結果です。
1回目と2回目で、90点ほどスコアアップしたことが分かります。

ふ~ん、結構頑張ったじゃん。
ところで、何ヶ月くらいでこうなったの?
実はこの間、1ヵ月も経っていません。
1回目:2021年5月23日
2回目:2021年6月20日

なんなら、大学のテスト期間も被っていました
この経験から感じたことが、『1ヵ月もあればTOEIC700点から800点のスコアアップは余裕』ということ。
本記事では、僕が実践したTOEIC700点から800点を突破するための勉強法を解説します。
TOEIC700点と800点の違い


TOEIC700点と800点とではどのくらい違うの?
TOEIC700点と800点とでは、持たれる印象はかなり違います。

TOEICのスコア別のレベルについては、こちらの記事で紹介しています
ですが、僕自身の経験からも思うように、英語力という観点でのTOEIC700点台と800点台の差はそこまでありません。
強いて言うなら、TOEICという試験をどれだけ攻略できているかの違い。
つまり、少しの努力で大きな見返りを得ることができます。
【目安】TOEIC700点から800点に必要な勉強時間


そもそも、TOEIC700点から800点に上げるためには、どのくらいの勉強時間が必要なの?
ご存じの通り、TOEICのスコアは偏差値のようなものなので一朝一夕で点数が上がることはありません。
一般的に、TOEICのスコアとそれに必要な勉強時間は下の画像のようになっています。

このグラフから分かるように、700点台から800点台にスコアアップするには約275時間ほど必要とされています。
1日3時間勉強しても3ヵ月はかかる計算ですね。
しかし、いくら勉強時間を確保しても必ずスコアアップできるとは限りません。
逆に、短い勉強時間でも効率良く勉強することで、この壁を乗り越えることもできます。
TOEICの勉強は量より質。
このことを念頭に置いて、これから紹介する勉強法を実践してみてください。
【必須】TOEIC700点から800点に上げるためのマインド

具体的な勉強法を紹介する前に、ひとつだけ重要なマインドをお伝えします。
それが、リーディングパートの問題を全て解き終わることは非常に重要ということ。

なんで塗り絵を無くした方が良いの?
理由は簡単、その方が全体的なスコアアップに繋がるからです。
例えば、こんなモデルを考えてみます。
- 全体の90%分しか解いていない
- 全体の100%を解き切った
全体の90%分しか解いていない場合、その部分の対策を極めたとしても、全て完璧に取れる人はいないですよね。

簡単に言うと、人間なのでケアレスミスが生じるよねってことです
また、TOEICは時間との戦いでもあるので大半の人は実力の80%分も取れません。
つまり概算して考えると、全体の中で90%×80%=72%しか取れないということです。
一方、全ての問題を解き切った場合はどうなるでしょうか?
もしかしたら、多少正答率は落ちるかもしれません。
しかし仮に、正答率が75%になったとしても、100%×75%=75%です。
- 全体の90%分しか解いていない
→ 90%×80%=80% - 全体の100%を解き切った
→ 100%×75%=75%

でもそんな単純な概算と現実は違うじゃん
↑こう思われる方も多いはずですが、残りの10%の方にもフォーカスして対策した場合、また違う効果も付与されます。
それが、難しい問題に慣れた分、今までの問題が簡単に感じるという現象です。
例えば、中学生の頃に難しいと思っていた数学の問題が、高校生になってから見るとめちゃくちゃ簡単に感じた経験はありませんか?
この現象と全く同じことがTOEICでも起こるのです。

簡単な問題の正答率が85%くらいまで上がる、みたいな感覚です
+αで難しい問題にも挑戦出来る実力も身についているので、スコアアップは確実ですよね。
したがって、TOEIC700点から800点の壁を突破するには、問題を全て解き切るというマインドが必須です。
ぜひ、普段の勉強から意識してみてください。
TOEIC700点から800点に上げるための勉強法

いよいよ、僕自身も実践した勉強法について紹介します。
それが以下の点。
ひとつひとつ解説していきますね。
単語の精度を上げる
そもそも、TOEICは単語ゲーです。
単語力によって、カバーできる部分が多く存在します。
そこで意識するべきことが、単語帳にある単語をより完璧に近づけること。
もはや脊髄反射で英単語の意味と使用方法が思い浮かぶようになるまで、何度も何度も金のセンテンスを繰り返しましょう。

詳しい単語勉強法については、こちらの記事で解説しています。
>> 【真実】TOEIC対策に単語帳はいらない?高スコアの秘訣とは
シャドーイングの継続
単語力アップがリーディングの基礎とするならば、リスニングの基礎はシャドーイングです。
毎日欠かさず、継続していきましょう。

シャドーイングに関しては、こちらの記事で解説しています
精選模試での高地トレーニング
単語・シャドーイングの継続が基礎固めである筋トレとするなら、精選模試は言わば高地トレーニングです。


問題集ってTOEIC公式問題集だけで間に合っているんじゃないの?
↑こう思われている方もいるかと思いますが、実際ほとんどの方にとってはその通りです。
しかし今回は、700点から800点の壁を突破するための対策を前提としています。
つまり、700点台から800点を目指しているあなたにとっては必須級の対策になります。
そんな高地トレーニングの教材ですが、先ほどから言っているように精選模試がオススメです。
精選模試は公式の問題集ではありませんが、かなりの精度でTOEIC対策に重要な単語や考え方が網羅されています。
難易度的にも、TOEIC公式問題集より少し難しいレベルに設定されています。
ぜひ、精選模試で高地トレーニングに挑戦してみてください。

高地トレーニングをやり遂げた後には、自分の中で世界が変わったような感覚が得られます!

常に本番を意識する
これは英語力を上げるための勉強というよりは、TOEICという試験への対策です。
先ほども述べたように、TOEICは時間との戦いであり、時間配分がスコアに大きく影響する試験です。
普段の勉強で時間を意識せずゆっくり問題を解いていたら、必ず本番で残り時間に対する焦りを感じることになります。
なので、普段の勉強から常に時間を意識してください。

時間を意識するって言っても、どうやればいいんだ?
具体的には、次のようなことを意識してみてください。
更に付け加えるとすると、面倒かもしれませんが、いちいち時間を測って取り組んでください。
理由としては簡単で、時間を測ることで勉強にメリハリが生まれます。
メリハリが生まれることにより、勉強効率が上がるのは明確なので、短時間でレベルの高い学習が期待できます。

普段、問題をゆっくり解いている人は今日から直していきましょう!
【付け焼刃】スコアアップのためのテクニックを紹介

TOEICという試験は意外と付け焼刃的にスコアアップに繋がることがあります。
直線的な英語力の向上に繋がらないにしろ、TOEICの時間を節約できる小技・裏技は存在します。

言うても数問ですが(笑)
例えば、こんな感じ。
これらの小技・裏技は問題を解くうちに自分で気付いたり、問題集で紹介されていたりします。
長くなるのでここでは省略しますが、先ほど紹介した精選模試にもいくつか紹介されているので、合わせてご検討ください。

「TOEIC700点から800点を突破する勉強法」まとめ
今回は、TOEICで700点から800点の壁を突破するための勉強法について解説しました。
僕自身が1ヵ月で90点アップした時に実践した勉強法やTOEIC対策なので、再現性は高いはずです。
他にも、全体的な勉強法の見直しを考えている方は、こちらの記事も合わせてご覧ください。
今回は以上。最後までお読みいただきありがとうございました。
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