海外留学を目指す者です。
留学するためにTOFLEやIELTSのスコアが必要なのですが、勉強方法などが分かりません
海外留学を目指す人にとって最初の難関となる英語のスコア。
正規留学だけでなく、交換留学でもスコアが要求されます。
しかも、要求されるスコアは比較的高いレベルのものばかり。
留学用のスコアとして、以前まではTOFLEが一般的でしたが、近年はIELTSの人気が増してきています。
僕自身もIELTSしか受けたことありません
特に、イギリスへの留学はIELTSのスコアしか認めていない所がほとんど。
そこで本記事では、IELTS6.5のレベルと『筆者が初受験で6.5を取得した勉強法』の紹介をします。
海外留学のためにIELTSを受けようと思っている人は必見です。
そもそも:IELTSとTOFLEどっちが良いの?
そもそも、IELTSとTOFLEってどっちの方が良いの?
結論から言うと、IELTSの方が楽です。
理由は単純、TOFLEよりもIELTSの方がスコアが出やすいとされているから。
これは英語界で一般的に言われていることなんです。
実際に僕の大学の留学サポートの教授もIELTSを勧めてきました
スコアに違いが出る最大の理由として、スピーキングのテスト方法が挙げられます。
IELTSは面接官と直接話すのに対し、TOFLEはコンピューターに向かって話す方式なんです。
GTECとかはコンピューターに話しますよね。あれが苦手で苦手で(笑)
人によって好き嫌いありますが、個人的には直接話す方が楽だし簡単だと思います。
また、受験料の面でもIELTSの方がオトク。
TOFLEがUS$245なのに対し、主催団体にもよりますがIELTSは約25,000円です。
現在の円安状況を踏まえると、TOFLEはめちゃ高いですね
現在では『TOFLEは使えてIELTSは使えない』なんて大学はほとんどありません。
スコアの面でも費用の面でもIELTSの方がオススメです。
留学に必要なIELTSスコアの目安
留学に必要なIELTSスコアって大体どのくらい?
正規留学と交換留学でスコアの目安が違いますが、参考までにザックリとまとめます。
大体、↑くらいのスコアが目安としてあります。
ただし、大学レベルが高いとさらに高いスコアが要求されます。
実際に僕が行きたい大学は交換留学でも6.5以上マストです
なので、ボーダーのスコアの+0.5くらいを目指して受験すると良いと思いますよ。
参考:IELTSスコア毎の英語レベル
そもそもIELTS5.5とか6.5とかのレベルが分からんのんだが
確かによく分からんよね(笑)
それでは、一般的によく知られている英検とTOEICなどのスコアとの換算点を紹介します。
IELTS | TOFLE iBT | TOEIC | 英検 |
---|---|---|---|
9.0 | 120 | – | – |
8.5 | 115~119 | – | – |
8.0 | 110~114 | – | – |
7.5 | 102~109 | 970~990 | – |
7.0 | 94~101 | 870~970 | 1級 |
6.5 | 79~93 | 820~870 | 1級 |
6.0 | 60~78 | 740~820 | 準1級 |
5.5 | 46~59 | 600~740 | 準1級 |
5.0 | 35~45 | 550~600 | 2級 |
4.5 | 32~34 | 500~550 | 2級 |
4.0 | ~31 | ~500 | 準2級 |
英検はまだしも、体感上、TOEIC(2技能)との換算点はズレている気がします。
個人的にはTOEICの点数は+30点はあるのではないかと感じているところ。
それはともかく、まあ大体のレベル感はこんな感じです。
9点満点の半分くらいの5.5でも意外と高いんじゃん…
そもそもネイティブでも受験するようなテストなので、全体的にレベルが高いですよね(笑)
純ジャパニーズで海外経験がない人だと、7.5くらいが限界だなって感じました。
それくらいレベルの高い試験ってことです。
6.5以上を取ろうと思うと、かなりしっかりと準備・対策しないといけませんね。
画像アリ:IELTS6.5を初受験で取得しました
勉強法を紹介する前にまず、僕のレベルから。
僕自身、申請時期の関係でIELTSは1回しか受験できなかったのですが、6.5を取得しました。
トータルの勉強期間は6ヵ月くらいでしたが、途中で院試もあったので実質4カ月くらいということになりますかね。
目標は7.0(各コンポーネント6.0以上)だったので悔しい結果になりました。
第一希望の大学にはスピーキングが6.0を下回ったせいで行けないことが確定しました(笑)
落ち込んでいてもしょうがないので、6.5を目指すあなたの役に立てるように勉強法を紹介していきます。
IELTS6.5を取得するためにやった勉強法
それではここからは、IELTS6.5を取得した勉強法について紹介します。
6.5はめちゃくちゃに高いスコアではないですが、大きな壁のひとつ。
ぜひ僕の勉強法も参考にして、しっかり準備・対策して突破していきましょう。
すべての基礎は単語から
各技能の勉強法の前に一点。
IELTSレベルの試験といえど、単語勉強は絶対にやりましょう。
『IELTSに単語帳は不要!』は英語上級者だけです
オススメするのは、↓の単語帳。
一番有名なIELTSの単語帳なので、持っておいて損はないです。
何周も繰り返して、単語力を付けましょう。
IELTSリーディング
実は、IELTSにおいてリーディング勉強はそんなに重要ではありません。
というのも、ライティングやスピーキングの勉強過程で結構身に付くからです。
もちろん、リーディングが苦手な人は対策必須です
僕自身、リーディングは得意だったので特別なことはやっていません。
それでも7.0は取れています。
ちなみに、普段の模試では7.5くらいは取れていました
そんな僕がやったのは、『公認問題集と公式問題集のリーディング問題を解く』・『解いたものの音読』。
↑たったこの2つです。
特に、公認問題集の方はIELTSの出題形式をまとめてくれています。
まずは公認問題集を一周
→その後は公式問題集で問題をたくさん解く
リーディングが得意な人は、この流れさえやれば十分。
7.0以上はすぐに取れるようになるはずです。
リーディングでスコアを稼げるように頑張りましょう。
一方、リーディングが苦手な人について。
この場合はまず、英文を読みまくりましょう。
具体的にやるべき勉強法は多読です。
以前、TOEICの記事を書いた時に多読を紹介しているので、↓の記事を参考に多読をやってみてください。
その後は、公認問題集→公式問題集の流れをやればOKです。
IELTSリスニング
IELTSのリスニングはかなり対策が必要です。
というのも、IELTSでは独特の出題形式があります。
慣れてないと解けません。
また、IELTSのリスニングは記述方式です。
スペルミスするだけで失点なので、普段の勉強から注意が必要です。
僕はリスニングは6.0しか取れませんでした。クヤシー!
模試では6.5以上は取れてたんですが、本番ではダメでした。
あまり良い点数ではないですが、一応勉強法を共有しておきます。
まず毎日にやっていた勉強法は、『シャドーイング』。
やはり、リスニングの勉強でシャドーイングは最強です。
シャドーイングのやり方が分からない人は、↓の記事で勉強してみてね
教材としては、『公認問題集』と『公式問題集』で十分。
一度解いた問題について、シャドーイングをしましょう。
続いて、週2・3でやっていたことが『TEDやBBCニュースの視聴』。
6分以上の長い会話を聞く練習ですね。
教材は何でも良いですが、できるだけセミフォーマルなものが良いと思います。
オススメは、『BBCのYouTube』か『TED TALK』。
どちらも完全無料で使えるので英語学習者に人気です。
その他にやったのは、移動中にポッドキャストで英語の会話を聞くなど、日常のチョットしたこと。
本当に、『日常を英語で満たすこと』が大切なので、徹底しましょう。
IELTSライティング
IELTSで最も対策に時間がかかるもの、それがライティングです。
圧倒的に一番重要なパートです。
普段の勉強時間の6割以上の時間を費やしてOKレベル。
基本的なライティングエッセイの書き方からスコアを取れる表現まで。
学ばなければいけないものが多すぎます。
ええ、じゃあ対策どうすんの
基本的にやるべきことは、『参考書を読み漁る→実践練習』。
これの繰り返しです。
参考書は、『IELTSライティング徹底攻略』を使いました。
初受験にしてライティング6.5を取得できた立役者の参考書なので間違いありません。
実戦練習は、公認問題集や公式問題集の問題をやればOK。
一番大変で、勉強の成果が出にくいパートですが、折れずに頑張りましょう。
IELTSスピーキング
IELTSのスピーキング勉強は、とにかく話すこと。
公認問題集で出題形式を学習したら、あとは練習するのみです。
しかし、スピーキングは練習するのが大変。
というのも、ネイティブの友達がいない限り、普段から話す機会が無いからです。
社会人の方やネイティブの友達が居ない方は、オンライン英会話でしか勉強できないのです。
僕の場合は、大学の授業などを活用したり、ネイティブの友達に手伝ってもらって何とか勉強しました。
しかし、それでも5.5しか取れていません。
後述しますが、スピーキングは圧倒的に勉強不足だったと思います。
ほんと、ケチらずオンライン英会話に入るべきでした。
確実に後悔するので、不安な方はオンライン英会話はやっときましょう
以上が、僕流のIELTS勉強法です。
若干、勉強不足が否めませんでしたが、この方法でoverall6.5は取得できました。
6.5以下を目標にする方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
IELTS受験後に後悔したこと
最後に、僕が今回IELTSのスコアを取得してから後悔したことについても触れていきます。
参考になることも多いかと思いますので、ぜひ読んで行ってください。
複数回受験したかった
まず最初に、受験回数についてです。
今回は、書類提出の時期的に一回しかIELTSを受験できなかったのですが、結構後悔してます。
というのも、IELTSもテストのひとつなので慣れがあります。
今回の受験では、ライティングとリスニングで少しテンパっちゃいました。
これも、何回か受験していれば防げたようなことなので悔しいですね。
目標スコアを取得するまでに、最低でも2回は受験することをオススメします。
スピーキング練習をもっとするべきだった
一番後悔していることがコレ。
やはりスピーキング力が圧倒的に足りませんでした。
ただ、スピーキングってどうしても勉強しにくいじゃないですか。
すると、他の技能と比べてどうしても勉強時間が短くなってしまいます。
それが今回の大きな敗因だったのかなと思います。
スピーキングを伸ばすにはとにかく沢山話すしかないことを再確認しました。
また、僕自身大学生でお金が無いのでオンライン英会話などは一切やりませんでした。
ですが、やっぱりオンライン英会話はやった方が良いですね。
『オンライン英会話代ケチってスピーキングのスコアが足りず、複数回IELTS受験する』
↑この方がよっぽど高く付きます。
行きたい留学先に行くためにも、必要投資として考えた方が良さそうです。
次回IELTSを受ける機会があれば、絶対に英会話やろうと思います
トイレ対策をする
IELTSを受験して感じたこと。
『トイレ事情やべぇ』
4時間近くトイレ休憩が無い試験なので、本当に大変です。
しかも、トイレに行くだけなのにめっちゃメンドウな本人確認の時間があります。
僕自身、リーディングでギブアップして途中でトイレに行きました。
緊張も相まってめちゃくちゃトイレに行きたくなるので、トイレ対策は必須です。
トイレ対策って何よ(笑)
恥ずかしいけど、具体的に言います。
大人用のおむつを履くこと!!
ほんと、これ↑に尽きます。
絶対に履いとけ!?
さもなくば、本当に地獄だし、スコアにも響いてきます。
普段の勉強から、おむつアリ状態で練習するのをオススメします。
何度も言いますが、おむつは履いとけ!?
鬼門:スピーキング攻略のためにできること
最後に、鬼門となるスピーキングを攻略するためにできることについて紹介します。
結論から言えば、とにかく話しまくること。
話して話して話しまくるしか、スピーキング上達はあり得ません。
僕自身も、スピーキング力不足を実感しましたが、完全に練習不足でした
でも、日本に住んでいる限り、英会話を練習するチャンスなんてそうそうありませんよね。
僕自身、ネイティブの友達がいたので少しだけ練習できましたが、それでも足りませんでした。
そういう時に頼るべきが、オンライン英会話。
多少の出費にはなりますが、先ほども言ったように、スピーキングのスコアで後悔するくらいならオンライン英会話はやり得です。
mytutorなら、無料で実際のレッスンを体験できるので、とりあえずやってみると良いと思いますよ。
「IELTS6.5を取得した体験談」まとめ
今回は、僕が初受験でIELTS6.5を取得した勉強法や後悔していることを紹介しました。
ライティング・リスニング・リーディングに関しては、僕の勉強法はかなり良いはずです。
ただし、スピーキングに関してはマジで後悔しています。
あなたが希望する留学先に行けるように、スピーキングには時間とお金を投資するべきです。
ネイティブ友達が居ないならオンライン英会話はマストですね
それでは今回は以上。最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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