TOEICのリスニングパートで、全く英語が聞き取れません…
大学生以降に必須なTOEIC。
TOEICはリーディングとリスニングの2パートに分かれており、配点も同じ495点です。
そんな中で、リスニングを苦手としている日本人はかなり多いですよね。
中には、全く聞き取れない方もいるのではないでしょうか。
しかし実は、リスニングは勉強すれば簡単に点数が伸びるパートでもあります。
実際に僕自身も正しい勉強法を実践することで、リスニング455点を取得しています。(全体920点)
そこで本記事では、TOEICリスニングを伸ばすための『正しい勉強法』について解説します。
留学前でも正しい勉強法を実践して、TOEIC845点(リスニング430点)は取れていました
TOEICをまだ受けたことない人へ(まず最初にやること)
TOEICの勉強をとりあえず始めたけど、リスニングが全く聞き取れない…
↑このように、今までTOEICを受験したことが無い方が最初にやるべきことがあります。
それは、現在の自分の実力を知ること。
実力を把握できていないと、対策やら勉強なんて出来ないですよね。
なのでまずは、Santaの無料実力診断で現状のTOEICスコアを予測しましょう。
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現在のおおよそのTOEICスコアを把握したところで、本記事の内容を実践してみてください。
意外な事実:日本人はTOEICでリスニングパートが伸びやすい
冒頭でも軽く言いましたが、実は日本人ほどTOEICのリスニングのスコアが伸びやすいと言われています。
理由は単純で、ほとんどの日本人がリスニングを苦手としているから。
というのも、TOEICという試験は単純な正答率だけでスコアがきまる試験ではありません。
正答率+受験者全体の統計値も考慮されています。
そのため、他より少しリスニングの正答率が高いだけで一気にスコアが出やすいのです。
言うならば、リーディングパートよりも伸びしろが高いということですね。
なので、今リスニングが全く聞き取れなくて苦手でも全然大丈夫です。
正しい勉強法を実践して、ぜひ得意分野にしてみてください。
あなたがTOEICリスニングパートを聞き取れない理由
なんで何度やってもリスニングが聞き取れないんだろう…
↑このように思っていることでしょう。
極論言えば、英語も言語でしかないのでいずれ出来るようになるはずです。
ではなぜ、あなたはTOEICのリスニングが聞き取れないのでしょう。
その理由は主に、次の6つに帰結するはずです。
そもそものリスニング力が低い
そもそも、単純に英語のリスニング力が低い可能性があります。
スコアでいうと、リスニングパートが200点前後の方は確実にこれですね。
この次元の場合には、まずは簡単な英語を聞き取る練習からやる必要があります。
後で紹介する勉強法を毎日継続して、リスニングの基礎を向上させましょう。
TOEICリスニング問題への慣れ不足
大学受験とかでは結構スコア取れてたのになあ…
↑このような方は意外と多いのではないでしょうか。
特に、大学受験以前に英語に苦手意識を持っていなかった人に多いことでしょう。
このタイプの方は、TOEICリスニングという問題自体に慣れていない可能性があります。
リスニングの基礎自体はできている人も多いはずなので、正しい勉強法でTOEICに慣れていきましょう。
音の繋がりを認識できていない
続いてが、音の繋がりを意識できていないこと。
音の繋がりは、リエゾンと呼ばれます。
例えば、but I don’t have a car now.という文章の場合。
発音する時は、『バライドンハヴァカーナウ』となりますよね。
このリエゾンを理解していないと、『目で見たら分かるのに耳で聞いても分からない』という状態になります。
せっかく理解できる英文なのに、聞き取れずに不正解になるのは勿体ないですよね。
後ほど紹介する勉強法で、リエゾンを完璧に対策していきましょう。
アメリカ英語意外の発音を知らない
意外と見落としがちな観点ですが、アメリカ英語以外の発音を知っておかないといけません。
というのも、我々が今まで学習してきた英語は基本的にアメリカ英語です。
しかし、英語を公用語とする国は他にもたくさんありますよね。
代表的な所だと、イギリス・オーストラリア・カナダなどなど。
TOEICでは、これらの地域の発音を持ったスピーカー達も登場します。
日本で言うところの『方言』みたいな感覚なので、マジで知っていないと聞き取れません。
例えば、advertisement(広告)
アメリカ英語では『アドバタイズメント』なのに対し、
イギリス英語だと『アドバーティズメント』です
これが非常に厄介で、アメリカ英語しか触れてこなかった日本人がかなり苦手とする所です。
こんなん知っているかいないかなので、普段の勉強から慣れていくしかないです。
先読みをしていない
続いては少しテクニック的なところですが、TOEICのリスニング問題を解くときの手順です。
基本的にTOEICのリスニングは問題を解く手順があります。
ハイスコア保持者に一般的なのが『先読み』という技術。
これは簡単に言うと、設問分(選択肢)を先に読んでおいてから音声を聞くという方法です。
リスニングのPart3・4ではこの『先読み』という技術が必須になってきます。
先読みナシではリスニングの難易度が爆上がりしてしまうので、ぜひ身に付けていきましょう。
集中力が低い
最後に、英語力以外の面について。
やはりTOEICの試験は長い(合計2時間)ので、集中力は必須です。
リスニングだけでも45分あるので、普段から英語に長時間触れる習慣が無いと集中力が持ちません。
普段の勉強から、長めの英語に触れる意識を心掛けてみて下さい。
TOEICリスニングが聞き取れない人のための正しい勉強法
じゃあ、どうやってリスニングの勉強をすれば良いの?
結論から言うと、TOEICのリスニングを聞き取れるようにするためにやる勉強はたった2つだけです。
どちらも聞き馴染みが無いかもしれませんが、この2つを継続するだけでリスニングが爆伸びします。
実際に、僕自身もTOEICのリスニング対策はこの2つしかやっていません。
これだけでリスニングパート450点を超えています。
それでは、この2つについて解説していきますね。
シャドーイング(全体を大まかに掴む力を伸ばす)
まずはシャドーイングについて。
シャドーイングはTOEICだけでなく、英語力全体を伸ばすために最も効果的な学習方法のひとつと言われています。
その方法は至ってシンプル。
耳で音声を聞く→そっくりそのまま自分で発音
これだけです。
文字通り、スピーカーの後(影)を追うという学習方法になります。
スピーカーの発音・声色・スピード・リエゾンなど、完璧にコピーしてください。
それも、完璧にできるようになるまで何度も何度もです。(30回以上とか)
え、なんか簡単そうじゃね?
簡単そうに思えるかもだけど、実際にやってみると多分できないと思うよ
一見簡単そうに思えますが、シャドーイングは英語初学者にとっては最初は難しいです。
というのも、ネイティブの発音をそのままコピーするのはかなり大変です。
今まであなたがやってきたジャパニーズ英語の発音とは全く違うのでね。
ですが、ネイティブの発音を真似することで、実際の発音やリエゾンなどが体に染みつきます。
自分で発音できないものは聞き取れないので、発音できる文章をドンドン増やしていくように心がけてください。
あとで英語力別に、オススメの教材を紹介するね
ディクテーション(細部のリスニング力を伸ばす)
シャドーイングと同時並行してやってもらいたいのが、ディクテーションです。
ディクテーションとは、聞き取った文章を書き取る勉強法。
スピーカーが文章を読み終えた後に、何って言っていたかを書き写します。
文章は比較的短いものでOK!
ディクテーションは主に、Part2対策に最も有効な勉強法になります。
ディクテーションの場合も、慣れないうちは2~3単語くらいしか聞き取れないので大変かもしれません。
しかし、何度の繰り返しているうちに聞き取れる語彙が増えていくので、頑張って継続しましょう。
効果半減:リスニングの勉強で気を付けること
今現在TOEICのリスニングが聞き取れない人でも、先ほど紹介した2つを毎日継続すれば必ず聞き取れるようになります。
まずは2週間頑張って継続してみてください。
2週間もあれば大きく効果が実感できるはずです。
しかし、この時に注意すべきポイントが3つほどあります。
それが以下の点。
この3つをちゃんとしていないと効果が半減してしまいかねないので、気を付けましょう。
シャドーイングとオーバーラッピングを混同しない
大前提として、シャドーイングとオーバーラッピングは別物です。
よく、この2つを混同している人がいますが、れっきとした違いがあります。
オーバーラッピングとは、スクリプト(元の文章)を見ながらコピーすることです。
一方でシャドーイングは、耳から聞いた音声だけを頼りにコピーすることです。
なぜオーバーラッピングはダメなの?
実は、オーバーラッピングがダメという訳ではありません。
むしろ、最初は音声とスクリプトを頼りにコピーしていくのは大いに賛成します。
問題は、きちんとゴールは明確にすること。
いくら最初はオーバーラッピングでも、最終的にはスクリプトを見ずにシャドーイングができるようにして欲しいということです。
これをその日の教材におけるシャドーイングのゴールとしましょう。
決して、オーバーラッピングが完璧にできることをゴールとしないように!
自分のレベルから外れた内容に手を出さない
英語学習の全てに共通して言えることですが、自分のレベルに合った教材に取り組みましょう。
目標が高いのは大いに素晴らしいことなのですが、手段を履き違えるとまず心が折れてしまいます。
また、レベルが違いすぎると学習効率が格段に悪くなってしまいます。
言語学習において最も大切なことは継続
このことを頭に入れて、無理なく続けられる範囲で毎日継続していきましょう。
常に本番を想定した音源環境にする
あまり意識していない人が多いですが、試験本番と普段の勉強時で音源環境が違うとかなり苦労します。
と言うのも、TOEIC本番は部屋に音源がひとつで、壁に反射することもあって聞きづらくなります。
日常的にイヤホンを使って勉強していると、本番でこのズレに対応できません。
これは本番中の焦りに繋がり、スコアが出ない原因にもなります。
など、できる限り日頃から本番を想定した環境で学習をしましょう。
英語力別:おすすめのリスニング教材
最後に、英語力別にオススメな教材を紹介しておきます。
TOEIC920点を取るまでに、僕自身が愛用したものです
ぜひ参考にしてみてくださいね。
初級~中級:Learn English via Listening
まず最初に紹介するのは、YouTubeの『Learn English via Listening』というチャンネル。
このチャンネルは、まだ英語初学者の方から中級者の方まで、広くオススメできる教材です。
主に日常生活に出てくる1~2分程度の会話文が100個ほどアップされています。
難易度も高くなく、時間も短いので気軽に取り組めます。
1日1個を完璧にシャドーイングできるようにしましょう
初級~上級:TOEIC公式問題集
続いてが、TOEIC公式問題集です。
言うまでもなく、TOEIC公式問題集はTOEIC受験予定者が絶対に持つべき教材です。
基本的には模試として使ってね
そして、模試として一度解き終わった問題はリスニング教材として再利用しましょう。
ぜひ、隅から隅まで使い倒してください。
初級~中級:5分間特急 超集中リスニング
続いてが、5分間特急 超集中リスニングです。
どのように考えてリスニング問題を解けばいいかを学べる教材になっています。
これは特に、リスニングに対して苦手意識を持っている初級者~中級者にオススメします。
リスニングのスコアが330以下の方は必修ですよ!
中級~上級:精選模試リスニング
続いてが、精選模試のリスニングです。
リーディングの精選模試はかなり有名ですが、リスニングの方は知る人ぞ知るって感じの教材です。
精選模試ということもあって、少し難易度は高め。
全員が取り組むべき教材ではありません。
しかし、問題が難しい分、ハイスコアを狙う方には非常に効果的な問題が多数収録されています。
目安としては、リスニングで400点を超えたいと思っている方はチャレンジしてみてください。
上級:海外映画・ドラマ
最後が、海外映画・ドラマです。
教材じゃないやんけ!
立派な教材だよ
なぜなら、海外映画やドラマには日常的な会話が多く見られます。
自然なコミュニケーションを学ぶことで、すんなりと英語を理解できます。
また、楽しみながら英語学習ができるのもポイントですよね。
しかしその反面、難易度はかなり高いものになっています。
ネイティブの会話なので、字幕を付けないと付いていけないので、中級者以下にはオススメできません。
英語上級者の方(もしくは上級者を目指している方)だけ取り組めばOKです。
「TOEICリスニングが聞き取れない人の勉強法」まとめ
今回はTOEICのリスニング対策について紹介しました。
最初に言ったように、多くの日本人はリスニングが苦手なのではなく、勉強しきれていないだけです。
ぜひ今日紹介した勉強法を実践して、リスニングのスコアを伸ばしてください。
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