【完全網羅】ブラック研究室の見分け方10選とよくある勘違い

ブラック研究室の見分け方 おすすめ
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悩む大学生
悩む大学生

理系大学生です。
今後、所属することになる研究室を選ぶのですが、ブラックな研究室だけは絶対に嫌です
ブラック研究室を見分ける方法があれば知りたいです…!

ほとんどの理系大学生が、4回生以上から所属することになる研究室。

素晴らしい教授との良い関係で自分がレベルアップできる環境もあれば、その全く逆もあり得ます

そんな研究室ですが、やはり気になるのが『その研究室がブラックかどうか』について

事実、ブラック研究室は必ず存在します

そこで本記事では、ブラック研究室の見分け方についてご紹介していこうと思います。

Kento
Kento

多くの方が『勘違いしている見分け方』についても解説しているので、ぜひご参考に!

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ブラック研究室の見分け方10選

まずは、ブラック研究室を見分けるポイントから。

主に以下のような見分け方ポイントがあります。

ブラック研究室の見分け方
  • 学部・学科内での口コミが悪い
  • 学生に不人気な教授の研究室
  • 修士課程後期(博士課程)の学生がいない
  • コアタイムの拘束時間が異常
  • 教授の人間性に疑問がある
  • 留年している学生数が多い
  • 遅い時間まで研究室に明かりがついている
  • バイト禁止の文言を掲げている
  • 研究テーマを学生に丸投げ
  • 研究室に寝れるスペースがある

この項目に、当てはまれば当てはまるほどブラック研究室の可能性が高いのでご注意を

ひとつずつ解説していきますね。

学部・学科内での口コミが悪い

まずは、学部・学科内での悪い噂がある場合。

普通、当たり前のような研究室運営がされていれば、悪い噂なんて流れません

まさに、『火のない所に煙は立たぬ』なので、悪い噂がある所は怪しいと思った方が良いですよ

学生に不人気な教授の研究室

当然、学生に人気の研究室や教授はホワイトであることがほとんど

その逆もまた然りで、学生に不人気な教授の研究室はブラックである可能性が高いです。

ただし、例外的にこの法則が当てはまらない研究室も存在します。

Kento
Kento

事実、僕の所属している研究室の教授は不人気ですが研究室は人気です

これに関しては、一般論くらいの基準で考えておくと良いと思いますよ。

博士課程後期(博士課程)の学生がいない

博士課程の学生がいない所も、そこそこブラック率が高めです

理由は明白で、その研究室でDr. になりたくないと思われているから。

Dr.:博士課程後期の学生の呼び名

ただしこれも、学部・学科の性質によって全然違う状況だったりします

ご自身が専攻している学科の状況とも照らし合わせた上で、判断材料にしてみてください。

コアタイムの拘束時間が異常

コアタイムが異常な研究室は、ブラック確定演出です

ここで言う、異常なコアタイムとは1日8時間以上のことを指します

中には、毎日12時間以上のコアタイムと土日も強制という、まるで刑務所のような研究室も存在します。

Kento
Kento

学生の自由を奪う研究室はブラック!これは全国共通です

教授の人間性に疑問がある

教授の人間性は、もろにその研究室に反映されます

特に少人数の研究室の場合、教授が絶対王制を敷いている場合がほとんど。

『あ、この教授なんかヤバそう…』って思った研究室には行かない方が賢明です

留年している学生数が多い

『留年している学生が多い=研究室がオーバーワーク』の可能性が高いです

そもそも、普通に研究をしていれば留年になることなんて絶対にありません

そんな中で、留年生が何人もいるということは…

はい、そういうことです(笑)

遅い時間まで研究室に明かりがついている

これは一度、絶対に確認して欲しいこと

ブラック研究室は電気が消えることがありません

理由は簡単、深夜でも研究を続けている人がいるから。

3回以上、21時以降に研究室の電気が付いているようでしたら完全にアウトです

バイト禁止の文言を掲げている

出ました、学生の自由を奪う系研究室。

コアタイムの時にも言ったように、学生の権利・自由を侵害する研究室はブラック確定です

絶対に入らないことをオススメします。

研究テーマを学生に丸投げ

これまでとは少し違った方向性になるのですが、卒業研究テーマを完全に学生に丸投げする研究室があります。

そういう所はある意味ブラックで、学生が思ったように研究を進められません。

研究の進み具合などは、就活・院進にも影響がでるので、かなりキツいと思いますよ

実際、僕の学科にも『卒業2ヵ月前に研究テーマがやっと決まった』なんて話もあります。

本当にヤバいですよね。

研究室に寝れるスペースがある

これも、ブラック期待値50%超えの研究室になります。

そもそも、研究室で寝ることなんてほとんどありません

あっても年数回レベルの珍事なのに、それが常習化しているということは…

残念ながら、そういうことなんですよね(笑)

ここまで、ブラック研究室の見分け方について紹介してきました。

気になっている研究室がブラックかどうかを判断する際の参考にしてください。

また、『ブラック研究室の間違った見分け方』を紹介している方がかなり多いです

本記事では、そこまで深く踏み込んでいるので、ぜひこのまま読み進めてみてください。

よく見かける間違ったブラック研究室の見分け方

次に、よく見かける間違ったブラック研究室の見分け方について

実際に、多くのwebサイトで誤った見分け方が紹介されています。

それが以下のようなこと。

ブラック研究室の間違った見分け方
  • 学生数が少ない
  • 研究業績・発表論文が少ない
  • 卒業生の就職実績が悪い
  • 博士課程3回生(D3)が大量

正直、これらのポイントからブラックかどうかを判断することはできません。

僕からすると、『本当に研究室選びしたことある?』って感じです。

こちらもひとつずつ解説していきます。

学生数が少ない

学生数が少ないのと、その研究室がブラックであるというのは因果関係がありません

なぜなら、学生数はその研究室の教員数によって割り当てられるから

学生の数が少ない研究室でも、単に教授の数が少ないだけの場合がほとんどです。

Kento
Kento

学生数はほとんど参考にしなくてOKです!

研究業績・発表論文が少ない

これもよくある勘違いです。

そもそも、ブラック研究室というのは研究に力を入れているからブラックな訳です

つまり、ブラック研究室は研究業績・発表論文が豊富である可能性が高いということ

『研究が盛んなあの有名研究室が、実はブラック研究室だった』なんてこともよくある話なんです。

研究業績・発表論文の数で判断するのは、あまり賢明ではありませんよ。

卒業生の就職実績が悪い

これに関しても、先ほどの研究業績・発表論文と同じこと。

研究に力を入れているため独創的な研究をしている研究室も多く、逆に就活に強い場合があります

Kento
Kento

就活する時間がないくらいのブラック研究室なら話は別ですが…

博士課程3回生(D3)が大量

これもよく見かける勘違いですね。

博士課程3回生(D3)が大量にいることと、その研究室がブラックかはほとんど関係ありません

そもそも、博士課程は修士課程までとは全くもって別物。

博士号を取得するために研究しているのですから、研究が上手くいかなければ卒業できません。

つまり、D3が大量にいるということは、ただ単にその人たちの研究が上手く進んでいないだけ

学士や修士の留年生とは全く違う話だという認識を持つべきです

予防策:ブラック研究室に入らないためには

ここまで、ブラック研究室の見分け方について紹介してきました。

正直、ブラック研究室なんて無くなった方が良いに決まってます

Kento
Kento

ブラック研究室に配属された人は、本当に毎日辛そうにしてます

ですが、まだまだブラック研究室が無くなる兆しが見えません。

自分の身は自分で守るしかないということです。

そこでここからは、そんなブラック研究室に配属されないためにやるべきことを解説していきます

友達や知り合いと徹底的に情報交換

研究室配属の希望調査のようなものが始まる前には、徹底的に情報交換をしましょう

『外面は良くても中身はブラック』みたいな研究室が必ずひとつはあります。

炙り出して、自分の選択肢から除外しましょう。

ある程度の成績を保つ

これに関しては、この記事を読んでくれているあなたが、まだ1回生・2回生の場合です

大学や学部によって差はあるものの、研究室配属は基本的に成績順で希望が通ります。

研究室で苦しい思いをしないように、成績はそこそこ上位を取っておきましょう。

Kento
Kento

単位を落とさない立ち回りなどについてもよく知っておくと良いですよ

気になる研究室には見学に行ってみる

気になる研究室がブラックであるか、直接確認するのはめちゃくちゃ大切です

ホームページなどでは面白そうに見えても、実際には地獄のような雰囲気かもしれません。

前もってその研究室の素性が分かっていた方が便利なので、研究室見学には必ず行きましょう

研究室の卒業生に話を聞く

その研究室の正体は、卒業生たちが一番分かっています。

機会があれば、ぜひ卒業生に話を聞くと良いでしょう

ただし、研究室に配属される前から卒業生と繋がれるのは非常に稀です。

これに関してはできればでOKくらいの気持ちで大丈夫ですよ。

断言:サボれる研究室≠ホワイト研究室

最後にもうひとつ、大切なポイントを抑えておきます。

それが、サボれる研究室だから良い研究室(=ホワイト)とは限らないということです

いわゆる放置系研究室っていうやつです。

これはこれで、ブラック研究室よりも辛い面があります。

放置系については、こちら↓で解説しているので興味があればぜひ。

その理由が以下の2つ。

サボれる研究室について
  • 普段サボれても後でキツい
  • 研究をサボり過ぎると就活にも影響

普段サボれても後でキツい

普段の研究室がサボれる状況だったとしても、最終的には卒論を書かないといけません

最初にサボっていた分、最後の方に大急ぎで卒論を書く羽目にもなりかねません。

また、研究室によっては中間報告会のようなものが定期的に行われます。

研究をサボっていると、その報告会で発表ができずに困るかもしれませんよ…。

研究をサボり過ぎると就活にも影響

研究は理系大学生のアイデンティティでもあります。

面白い研究をしている人とそうでない人で、就活の場での評価に繋がります

『研究をサボり過ぎたせいで就活がヤバい…』なんてことにならないためにも、ある程度はちゃんとやるべきですね。

「ブラック研究室の見分け方」まとめ

今回はブラック研究室の見分け方について紹介してきました。

ブラック研究室なんて入って得することは何もありません

自分の身は自分で守れるように、判断基準を揃えておくとGoodです!

この記事を読んでくれたあなたが、自分に合った研究室に巡り合えますように

今回は以上。最後までお読みいただきありがとうございました。

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