大学生になり、初めてアルバイトをしてみようと思っている方は多いと思います。
多くの大学生がバイト先の候補に挙げるのが居酒屋やレストランなどの飲食関係。
マイナビによる、2020年度の大学生のアルバイト調査では、「飲食・フード(接客・調理)」が30.1%で最も高く、次いで、「教育(塾講師・家庭教師等)」が16.1%、「販売(コンビニエンスストア・スーパーマーケット)」が12.5%という結果が分かっています。
(個人的な体感では、田舎の大学生ほど飲食店でのバイト比率が高いかなという感じです。)
大学生の多くが飲食店でバイトしているため、先輩からの紹介などで飲食関係のバイトからスタートする人が多いのですが、僕の体験談から、居酒屋バイトは絶対にやめておいた方が良いと思います。

大学生は居酒屋バイトをやめておいた方が良い
先ほどから述べているように、大学生の居酒屋バイトは絶対にオススメしません。
詳しい理由は後ほど説明しますが、主に以下の理由からです。
この点について、僕自身の経験も交えながら説明をしていこうと思います。
3年間居酒屋バイトをした経験から

僕自身、大学3回生(2021年現在)ですが、大学1回生の頃から居酒屋でバイトをしていました。
僕自身は、居酒屋でのバイトは2店舗経験しています。
1つ目が大学1回生の時にバイトしていた大手居酒屋チェーンで、2つ目が大学2~3回生の時にバイトしていたの個人経営の居酒屋です。
大手チェーン店と個人経営店の2種類の闇を知っている身なので、これからアルバイトを始めようと思っている人の参考になれば幸いです。
なぜ居酒屋でバイトを始めてしまったのか
そもそも、僕が居酒屋バイトを始めてしまった理由なのですが、大きく分けて3つの理由がありました。
まず、最も大きな理由としては、大学生になってから周りの友達がほとんど全員居酒屋バイトを始めていたからです。
僕自身、人生で初めてのアルバイトは塾講師(2か月間)だったのですが、その間に周りの友達は皆、先輩などの紹介で居酒屋バイトを始めていました。
インスタに上がっている賄いの写真や、暇で突っ立っているだけで6000円稼げたわ~w、という友達を見て、「居酒屋バイトってかなり良いバイトなのか!?」という幻想を持ってしまいました。
特に大学生にとっては賄いの存在が大きく、賄いに憧れていたのことも大きな理由です。
賄いに目がくらんで居酒屋バイトを検討している方は、一度立ち止まって考えてみてください。
遂に居酒屋バイトやめました
そんな僕ですが、2021年の12月に、遂に居酒屋バイトをやめました。
元々、大学4回生になるタイミングでやめようと思っていたのですが、自分の事しか考えれない店長に嫌気がさし、話し合いの末、無事辞めることが出来ました。
余談になりますが、近々、労働基準監督署に行って、未払いの深夜給代を請求しようと思っているので、そちらも記事にします。興味がある人はぜひ見てください。
今後、居酒屋バイトをすることは一生ないと思うので、思う存分居酒屋バイトの闇を暴露していきます。
居酒屋バイトの実情

ここからは、居酒屋バイトの実情を暴露していこうと思います。
もちろん、居酒屋バイトの中には、ホワイトで労働環境がめちゃくちゃ良いバイト先があるのも事実ですが、友達の話も聞く限り、全体の割合としてはブラックで労働環境の悪いバイト先がかなり多いと思います。
個人的な経験では、 次のような傾向が強いと思います。
よく考えてみると、求人広告を頻繁に出している店は
人がすぐ辞める→常に人手不足となっている→求人募集をしている訳ですよね。
逆に、人が辞めない良い職場は求人サイトに求人募集をする必要が無いので、バイトを探している人が利用するサイトにはあまり登録されていません。
バイトを始める際には、先輩からの紹介を通じてバイトを始める方がブラックな職場を引かずに済む確率は高いので、断然そちらをオススメします。
大手チェーン店の場合
まずは、大手チェーン店の居酒屋バイトの場合についてです。
大手チェーン店とは、鳥貴族や魚民、山内農場などの全国各地に存在するお店のことです。
大手チェーン店の場合のメリット・デメリットは以下の点。
大手チェーン店の特徴として、給料やシフト時間などの労働基準法にはしっかり従っている場合が多いです。
ただ、友達から聞くところによると、店によってはバイトなのにも関わらずかなり重い責任を負わされたり、辞めたくても辞めさせてくれなかったりする場合もあるらしいので一概に良いとは言えません。
何より、無料の賄いが無いことが最も大きなデメリットだと思います。
大学生で、居酒屋のアルバイトする理由なんて賄いの存在くらいしか無いので、大手チェーン店でバイトするぐらいなら、時給も高くて体力的にも楽な塾講師や家庭教師などをオススメします。
個人経営店の場合
次に、個人経営店での居酒屋バイトの場合についてです。
個人経営店とは、大手チェーン店以外の店のことで、多くの場合、店長=オーナーのように個人が経営している店です。
大手チェーン店とは違い、売り上げが店の利益や店長の給料を決めるので、かなりリアルな実態が分かります。
個人経営店の場合のメリット・デメリットは以下の通りです。
個人経営店の特徴としては、無料賄いがスタンダードなことです。
先ほども言ったように、大学生が居酒屋でバイトをする理由なんて、賄いの存在くらいしか無いので、その条件は満たしていると言えます。
しかし、個人経営店では、深夜給が未払いの店や、給料の計算が15分単位の店など、労働基準法違反の店が多く存在しています。
個人経営店なので利益が店長の生活に直結していることからも、バイトからは給料について強く言えない所もあるかと思いますが、これらの行為は完全に違法なので、当てはまっている人は労働基準監督署に相談しましょう。
こんな求人広告の居酒屋バイトには一層注意

求人サイトの居酒屋バイトはハズレが多く、紹介の居酒屋バイトはアタリが多いという傾向を紹介しましたが、バイト先を紹介してくれる先輩や友達が居なく、求人サイトから応募するしかないという方も多いと思います。
僕自身も、みんながバイトをスタートする大学1回生の5月頃にはバイトをしておらず、遅れて7月下旬からバイトを始めたので、周りに紹介してくれる先輩や友達が居ませんでした。
その結果、求人サイトからアルバイトを応募したため、運悪くハズレを引いてしまいました。
このように、一見良さそうな条件でバイトを募集しているブラック店にカモられることを防ぐために気を付けるべき要素が以下の点です。
これらの募集文句のある店は要注意です。
個人的な経験から、これらの項目が当てはまるほどブラックの匂いがプンプンしてきます。
ひとつひとつ、詳しく説明していきます。

時給が、○○円~○○円という風に書かれている店
この書き方をしていると多くの人は高い方の金額に注目してしまいがちですが、大概は小さい方の金額のままです。
例)時給:950~1200円
その理由は、高い方の金額というのは社員や勤続年数が本当に高い人だけに適応される金額だからです。
このような表示で時給を書いている店の魂胆は、高い方の金額に注意が向いて応募してくる人を増やすことです。
何度も言いますが、基本的に学生のアルバイトで給料がアップすることはホワイトな居酒屋でもなかなか無いことなので、騙されないように気を付けてください。
「大学生が多数活躍中」と書かれている店
この募集文句も多く見かけますが、個人的には自分から「この店はブラックですよ~」と言っているに等しいと思います。
理由としてはとても単純で、大学生が多数活躍=社員や大人のスタッフが少ないということだからです。
基本的に、居酒屋には社員の人や大人のスタッフが多くありません。その上で、学生が多数活躍しているということは……
もうお分かりだと思いますが、アルバイトの負担が大きい店だということです。
大学生にいっぱい応募してきて欲しいことからこの募集文句を書いていると思いますが、ブラックかを見分ける特徴になっていることを知っていると、皆さんには大きなアドバンテージになると思います。
「美味しい賄い付き!」と誇張している店
本当に美味しいと評判の賄いを出してくれる店もあると思いますが、僕が2年間バイトしていた店は、この募集文句を書いていながらゴミのような賄いを出してきました。
そもそも、本当に美味しい賄いなのかは入ってみないと分からないので、応募前に実際にその店に行ってスタッフなどに聞いてみることをオススメします。
「明るく元気にお客様へ対応できる方」など、元気ややる気を重要視している店
この募集文句を掲げている店には最も注意です。
理由としては大きく分けて2つあって、店のトップの人が体育会系の可能性が高いのと、サービス残業を強いられたり、それが当たり前という風潮がある可能性が高いことです。
僕自身も、高校まではどっちかと言うと体育会系だったのであまり偉そうなことは言えませんが、体育会系の人がトップにいると効率の悪いことや、頭の悪い事が当然のような風潮が出来てしまいます。
その場合、効率を求める人や頭の回転が速い人だと、イライラすることや理解不能な事が多くなり、バイト自体がとても苦痛になります。
また、やる気のある人を求めている店では、サービス残業当たり前という風潮が強い所が多いです。
僕も実際、タイムカードを切らされた後、「○○やっておいて~」と言われたことが数え切れないほどあります。
このような風潮がある店は病気みたいなもので、何を言っても、何をしても無駄になることが多いので、応募しないかすぐ辞めることをオススメします。
採用に人柄重視を掲げている店
あまり知られていないですが、 この募集文句の落とし穴は「自分(経営者側)の命令に文句を言わず従ってくれる奴隷が欲しい」ということです。
(ここで言う人柄の良いとは、控えめで目上の人に逆らえない性格の人)
実際に僕が先日辞めた店ではこの募集文句を掲げていて、僕とバイトリーダー以外の人は店長に意見出来ず、良くパワハラを受けているのを目撃しています。
この手の店は、一見採用されやすい印象を与えますが、実際にバイトに入ると店長が幅を利かせてバイトを言いように使っているケースが多いので要注意です。
”大学生は自分の時間と将来に労力を投資すべき”を学んだ

ここまで述べてきたことや自分の経験から、大学生はアルバイトとして居酒屋を選ぶべきではないと思っています。
最初に言ったように、 ほとんど何のスキルも得られない、低時給の肉体労働を大学生がやるのは、貴重な学生時代の時間と労力の無駄です。
しかし、アルバイトを一度始めてしまうと、シフトが決まっていることや、辞めると言いづらいこともあり、なかなか辞める事が出来ません。
実際に僕も、ずっと辞めようと思っていたのにも関わらず、1年近くダラダラと居座り続けてしまいました。
特に、学費や家賃を自分で払っている人はお金の心配もあるので、辞められずに搾取され続けてしまいがちだと思います。
そこで僕が行動を起こしたのが、このブログの運営です。
ほとんど何のスキルも得られない、低時給の肉体労働である居酒屋でのバイトとは違い、自分の知識や経験を資産として積み上げていくことができ、さらに収益化にも繋がっていくブログ運営は本当に夢があると思います。
もちろん、時給制のアルバイトとは違い、ブログ運営は完全に成果報酬型なので中々結果が出ない期間は長いですが、自分の資産として消えることが無いので上手くいけば不労所得にも繋がります。
長期的に物を考えることが出来る人は、現在のアルバイトをやりながらでも、ブログ運営などを始めることをオススメします。
また、本格的にブログ運営を始めるとなると、サーバーの契約が必要となります。(初期費用なので、そこはバイトで稼いだお金を使いましょう)
僕がこのブログの運営で実際に使用しているサーバーはConoHa WINGです。
このサーバーは、他の多くのサーバーと比べても月額の料金は少なく、かつ国内で最速のサーバーとなっています。
また、ブログ運営に必要となるドメイン(○○.comなどの.com部分)は本来有料なのですが、ConoHa WINGのプランでは、永久的に無料で使用できるという点がとても魅力的です。
他にも、他サーバーでは通常有料の初期費用が無料だったり、WordPress(ブログ運営のためのツール)の簡単インストールがついていたりと、色々とメリットがありますが、
要は、国内最高級のサービスを国内でもかなり安い料金で使えるという神プランになっています。

しかし、いきなりブログ運営を始めるのに初期費用としてサーバー代金が必要と言われても、そもそもブログ運営って何をすれば良いのか分からないし、続けられるかも分からないですよね。
そんな方にオススメなのは、無料版ブログサイトでのブログ運営です。
はてなブログなどがその例です。
実は僕自身も最初は無料版はてなブログで2ヵ月くらいダラダラとブログをやってみて、ブログのやり方や自分に向いているかを試してみてから、現在のこのブログ(サーバー代がかかる有料ブログ)を運営しています。
ブログで稼ぐとなると、無料版のブログでは基本的には無理ゲーなのでWordPressでのブログ運営に切り替える時が来ると思うのですが、最初は無料版ブログでもアリだと思います。
また結果的にブログ運営が自分に合わなかったり稼げなかったりしても、自分の有限な大学生活の時間を居酒屋でのバイトなんかに使うのではなく、自分のスキルや経験のために使ってみることは良い事だと思います。
実際に、僕自身もまだまだバイト代ほど稼げていないので、これからもブログ運営を頑張っていこうと思います。
「大学生は居酒屋バイトをやめた方が良い理由」まとめ

今回は、3年間居酒屋でバイトをし、先日ブラックな居酒屋バイトをやめた僕が、大学生は居酒屋バイトをやめたほうが良い理由を解説しました。
もちろん、ホワイトで良い職場があるのも事実ですし、飲食関係に携わりたいと思っている大学生がいることも理解していますが、一般的な大学生は居酒屋バイトをやめたほうが良いと思います。
そして、経済的に衰退していく日本の中で、経営者側から搾取され続ける労働者側から卒業して、自分のスキルや知識が資産として積みあがっていくようなことを大学生のうちから始めるべきだと思います。
今回紹介したブログ以外にも大学生が出来ることは数多く存在するので、大学生のうちは興味のあることを片っ端からやってみるのもありなのではないでしょうか。
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