
・大学生になって周りがみんなバイト始めているけど、バイトってやらないといけないの?
・高学年になるにつれて忙しくなってきたからバイト辞めたい!でも周りの目もあるしな~。
こんにちは、現役大学生のけんちょびん(@Kencho_vin)です。
春から大学生になり、大学生活に少し慣れてきたところで周りの人達がこぞって始めるバイト。
しかし中には、「大学生はバイトをするのが当たり前」という風潮に疑問を持っている人もいるのではないでしょうか?

僕自身もそのひとりで、ずっとバイトをすることに疑問を持っていました
今回は、現役理系大学生の僕が3年間バイト生活をしてきた経験から、
大学生はバイトをしなくても良いのか?ということについて徹底解説していきます。

この記事を書いている僕は現役大学生(4回生)
単発バイトも含め、今まで約10種類のバイトを3年間で経験しました。
【結論】大学生はバイトをしなくてもOK

結論から言うと、大学生はバイトをしなくてもOKです。
僕自身、3年間バイトをし続けて感じたことは、大学生がバイトをするのはあまりに勿体無いということ。
詳しくは後で説明しますが、大学生がバイトをするメリットよりもデメリットの方が圧倒的に多いと感じてしまいます。
友達がみんなバイトをやっているからと言って、周りに流されないで大丈夫ですよ!

でも、社会経験として人生で1回はバイトを経験しておくのは良いことかも
【事実】世の中の8割の大学生はバイトをしている

先ほど「大学生はバイトをしなくてもOK」と言いましたが、大前提として、現在の日本では大学生はバイトをするのが当たり前という風潮があります。
なので、この記事を読んで「自分は時間の無駄になるバイトなんかしない!バイトしてるお前らとは意識が違うんだ」とはならないように。

家庭の事情でバイトせざるを得ない大学生はたくさんいるからね
大学生がバイトをしなくてもいい理由4選

さて、ここからは実際に大学生がバイトをしなくてもいい理由についてまとめていきます。
主な理由としては以下の通り。
これだけでは抽象的過ぎて分かりにくいと思うので、ひとつひとつ解説していきます。
バイトは自分の時間を切り売りしてお金を稼ぐ行為
まず第一に、バイトは自分の時間を切り売りしてお金を稼ぐ行為であるということを自覚してください。
バイトを経験したことのある人なら分かると思いますが、ほとんどのバイトはタイムカード(出勤時間と退勤時間が記録されるカード)から働いた時間を計算して給料が支払われています。
では、皆さんこのタイムカード(タイムレコーダー)の起源を知っていますか?
恐らくほとんどの人が知らないと思います。
世界で初めてタイムレコーダーが生まれたのは19世紀のアメリカで、雇用者の賃金計算を円滑にする目的で、ジョン・C・ウィルソン(John C. Wilson)によって発明された。
タイムレコーダー – Wikipedia
(中略)
その後、企業社会が発展し、給与体系が複雑化してくると賃金計算に便利なタイムレコーダーの需要は益々高まっていった。
つまりタイムカードというのは、予想される生産量(=利益)から逆算して、1時間当たりの労働の給料を決めているもの。
では、縄文時代や弥生時代からこの仕組みはあったのでしょうか?
答えはNOで、この仕組みは18世紀資本主義社会の到来によって作り出された制度です。
つまり、経営者(=工場を持っている人)が労働者から労働力を搾取するために作った制度であり、あくまで経営者側の都合が良いように考えられたものに過ぎません。
現代に置き換えてみると、オーナー(=経営者)が大学生(=労働者)から労働力を搾取して、安い賃金で働かせ続けているということ。
時給という制度のおかげで、会社や企業は意外と利益を上げているにも関わらず労働者側には一切反映されません。
完全に経営者側の一人勝ちですよね。

時給という物差しでお金を考えるのを止めない限り、一生労働者側として搾取され続けることになりますよ。
貴重な大学生活の時間はもっと有意義に活用するべき
長い人生において、大学生という時期はたった4年間しかありません。
朝まで友達と遊んだり、恋愛したり、サークルや部活に熱中したり…
今しかできないことがたくさんあると思うんです。
そんなかけがえのない時間をバイト生活で潰してしまうのは非常に勿体ないことだと思いませんか?
僕自身もそれに気付いたのが最近なので、めちゃくちゃ後悔してます。
「意識高い系大学生として大学生活を送るべき」と言っているのではなく、
「アホみたいに遊んだりゲームしたり出来る今を大事にして欲しい」と思っている次第です。
バイトで得られるスキルはほとんど無い
時々勘違いしている方もいますが、バイトで得られるスキルなんてほとんど無いです。
特に僕のような理系大学生の方は、将来就職先に居酒屋バイトで培ったスキルとか使うと思いますか?
百歩譲って営業職などで使えるコミュニケーションスキルは得られるかもしれませんが、大学生のバイトごときで専門的なスキルを培ったり経験したりすることは100%ありません。
バイト以外で出来る体験の方が圧倒的に重要です。
バイトをすることによる弊害が大きすぎる
最後の理由が、バイトすることによる弊害が大きすぎることです。
皆さんの周りに、このような人達はいないでしょうか?
せっかく友達に誘われていても、毎回それを断っていればいつか誘われなくなります。
大学生のうちに出来る友達との繋がりは、将来的にプライベートだけでなくビジネスでも役立ってくるかもしれませんよね。
そのことも踏まえて大学生時代の友達とは良い関係を保っておくべきなのですが、バイトを理由に関係が薄くなったり悪くなったりするのは残念なことだと思います。
また、深夜までバイトをしていて授業中に寝てたり遅刻してきたりする人も多いですが、完全に本末転倒ですよね。
そんな生活をするくらいなら、バイトをせずに勉強して奨学金を取った方が効率的ですし、将来にも繋がります。
短期的に見ると、バイトをしまくれば一時のお金は稼げますが、長期的には損ですよね。
大学生がバイトをしないことのデメリット

大学生はバイトをしないでOKと言いましたが、もちろんバイトをしないことによるデメリットもあります。
主なデメリットが以下の点。
短期的に見るとお金が稼げない(人による)
当然、バイトをしないと給料は無いのでお金は稼げません。
親からの仕送りが無い人や少ない人は最低限バイトをしないと生活に困る場合もあります。

日本の未来である大学生をもっと優遇しろ!って思いますよね
ただし、後で詳しく紹介しますが、大学生でも出来る金策はバイト以外にもたくさんあります。
そちらの方が稼げる+自分のスキルアップや資産にもなるので長期的に見れば圧倒的におすすめです。
所属コミュニティが減る
大学生にとって所属するコミュニティが減ることは少し残念なことかもしれません。
大学・サークル・バイトなどの異なるコミュニティに所属することで、様々な人との関わりが増えることは大学生にとっては大きなメリット。
バイトのコミュニティがない分、他のコミュニティに積極的に参加しましょう。
出会いが減る
コミュニティが減ることに似ていますが、バイトは出会いの場でもあるので出会いが減る事も残念な事です。
ただし最近では、
「バイト先で彼女が出来た!」みたいな声を聞くより
「○○(マッチングアプリ)で彼女出来た!」という声を聞くことの方が多いので、そこまでバイトに出会いを求める必要はないかもしれません。

実際に僕のバイト先(居酒屋)はほぼ全員男だったですし(笑)
世の中には色々な人がいることを実感できない
大学生にとって最も重要なことの一つが、世の中には色々な人がいるということを実感することだと思っています。
意味が分かりにくいかもしれませんが、言い方を変えると世の中には自分たちとは思考回路が全く違う人がたくさんいるということです。
良い意味と悪い意味、どちらの方のニュアンスにも取れますが、ここでは悪い方のイメージです。
大学生のバイト先あるあるなのですが、例えば、居酒屋バイト先の社員が大学生に向かって、
- お前らとは違って俺は手に職付けてるから…
- 大学なんて行くだけ無駄だろ…
とか言ってきたりします。
40歳にもなって居酒屋でしか働けない人が、将来ある大学生に何を言っているんだって感じですよね。
ただ、このようなことを言う人達はそれが当然だと思っているし、自分たちが間違っているなんて微塵も思っていません。
これが思考回路の違いです。
様々なバイトを経験してきた身からアドバイスすると、このように大学生を下に見てくる社会人はかなり多いです。(もれなく全員低学歴・低収入の方々ですが)
大学生がバイトをすることを疑問に思っている皆さんのような聡い方々とは違い、残念ながら世の中にはこのような人はたくさんいます。
「こういう考え方の人もいるんだな~」くらいを知っておくだけで将来社会人として働く時には役に立つと思うので、一度は経験してみてもいいかもしれません。
僕がバイトを辞めて気付いたこと

ここまで、大学生がバイトをしなくてOKな理由とバイトをしないデメリットを紹介してきましたが、ここからはバイトを辞めてから僕が気付いたことについて話していこうと思います。
僕は3年弱バイト生活をしてきましたが、大学三回生の12月にバイトを辞めました。
理由は、研究室が始まるからとか、院試勉強を本格化したいからとか色々ありますが、一番大きかったのがバイトに自分の時間を削られるのが勿体無いと感じたからです。
そしてバイトを辞めて早3ヵ月、現在は自分の成長のために時間を費やすことができ、ストレスも圧倒的に減ったので良い事尽くし。
バイト代が無い分、使えるお金は少し減りましたが、それを差し引いても自分の時間を作ることの方が圧倒的に大切だと感じています。

全大学生がバイトをしなくても良い国になれば、もっと日本は発展するだろうなあ…
未来ある創造性豊かな大学生にバイト生活を強いるのは本当に良くないことだと思います。
この記事を読んで、一人でもバイト生活の馬鹿馬鹿しさを感じて行動に移して貰えれば嬉しい限りです。
大学生がバイトをしない代わりにやるべき事


じゃあ、バイトをしない代わりに何をすれば良いの?

結論、大学生の内にしか出来ないことをしまくれ!
例えば、以下のようなことに打ち込んでみれば良いと思います。
学業に専念
本来の大学生の仕事は学業です。
それにも関わらず、深夜までのバイト生活のせいで学業がおろそかになってしまうのは本末転倒。
バイトに打ち込むくらいなら、学業を真面目にやって良い成績を収め、給付型の奨学金をゲットした方が効率的だし将来にも繋がります。
>> 【時短】理系大学生のテスト勉強法を現役国立大生が徹底解説
友達と遊びまくる
友達と遊びまくるのも大学生の内にしか出来ないことです。
朝までみんなでゲームしたりカラオケ行ったり、社会人になってからは中々難しいことだと思います。
また、大学三回生以上になると研究室やゼミ・就活が始まり、ほとんど遊べないくらい忙しい毎日を過ごすことになるので、大学一回生・二回生の時期は遊び得です。
自分の好きな事をしまくる
自分の好きな事に打ち込むのも今しか出来ない貴重な経験です。
色々な事を体験し、学んでいくことで将来にも繋がるかもしれません。
また、現実的な話をするとこれは就活にも役立ちます。
自分が好きで打ち込んだことは充分大きな武器になり得るので、好きな事をやりまくりましょう。
自分のスキルアップに繋がる経験をする
遊んでばかりではなく、自分のスキルアップに繋がることを経験してみるのも時間のある大学生の特権です。
例えば、僕が思いつく限りでは以下のようなこと。
↑これらのことは挑戦してみるだけで価値があるし、将来的な自分の進路に繋がってくる可能性大ですので、ぜひ体験してみてください。
バイト以外でお金を稼ぐ方法を見つける
最後になりますが、大学生がお金を稼ぐ方法はバイトだけではありません。
例えば次のようなこと。
実際に、僕はこのブログサイト(Kenchovin Blog)を運営してお金を稼いでいますし、知り合いには動画編集やプログラミングなどの仕事を受注してお金を稼いでいる大学生もいます。
>> 【不労所得】大学生の『今こそ』副業ブログを始めるべき!
また、インターネットが発展してくれたお陰で、誰でも得意分野(イラスト作成など)を売りにしてお金を稼げる世界にもなりました。
このように、高校生までとは違い、大学生は自分の責任下で様々なことに挑戦できます。
また、このような金策のメリットは、将来的には不労所得に繋がること。
例えば、バイトでお金を稼ぐ場合、働いた時間の分しかお金は稼げませんよね。
しかし、ブログサイト運営やプログラミングなどは自分が作業していない時にもお金が稼げる仕組みを作るという作業なので、不労所得になります。
もう少し現実的に考えてみます。
社会人になった時に、
を比較してみてください。
1の場合は、もちろん勤務している会社からの給料だけですが、2の場合は、勤務している会社からの給料+ブログサイトからの収益になります。
要は、大学生のうちからブログサイトを運営していた場合、副業収入がある状態で社会人になれるということ。
副業収入の分を積立NISAやiDeCoなどの投資していくことで、年々同級生たちと資産の桁が変わっていくことになりますよね。
また、副業収入が大きくなればいつでも会社を辞めれるという選択肢を作っておけます。
将来の保険は多ければ多いほど、自分のやりたいことが出来るので、大学生のうちからこれらのことに挑戦するのは圧倒的にやり得だと言えます。

ブログの場合、低予算で始められるのに収益は青天井なのが凄い。
こんな金策、他には絶対にありません。
ただし一点だけ注意ですが、ブログサイト運営やプログラミングで稼ごうと思った場合、一朝一夕ではいきません。
半年~1年くらいのスパンで考えないといけないので、最初の内はもちろん収益は0です。
この時点ではバイトをした方が圧倒的に稼げます。
ただし、バイトを続けても何の資産にもならないし、不労所得にもなりません。
大学生がバイトをすることに疑問を持っている、聡くて意識の高い皆さんなら、短期的な物の捉え方ではなく、長期的に物を考えられると思ったので紹介しました。

1時間1000円程度で自分の貴重な時間を切り売りするバイトではなく、
自分のスキルアップや資産形成にも繋がることを大学生の内から挑戦してみてください!
>> 大学生がバイト以外でお金を稼ぐ方法についての詳しい記事はこちら
「大学生がバイトしないのは全然アリ!」まとめ
今回は、大学生はバイトしなくてもOKな理由などについてまとめました。
何度も言いますが、人生でたったの4年間しかない貴重な大学生活をバイトに捧げてしまうのはめちゃくちゃ勿体無いし、いかがなものかと思います。
「周りがやってるから自分もバイトしよ」という思考回路にならず、
「本当にそれで良いのか?」と一度立ち止まって深く考えてみることをオススメします。
今回は以上です。最後まで読んでいただきありがとうございました。
コメント