こんにちは、けんちょびん(@Kencho_vin)です。
今回は、ポケモン剣盾のランクマッチS23シングルにて、最終3桁フィニッシュ出来たので構築記事を紹介します。
この構築は最終日の最後の最後に急遽組んだものなのですが、16勝4敗という勝率80%で、7000位→495位に爆上げ出来た構築でとても使用感が良かったので、ぜひ最後までご覧ください
*なお、H,A,B,C,D,Sの略語を使用します。
TN:けんちょびん
最終順位:495位 最終レート:1907

パーティー構成のコンセプト
この3か月間のダイマックス無し禁止伝説級有りというルールの中でいろいろな伝説のポケモンを使用してきたのですが、やはり伝説枠の中で頭一つ抜けた種族値と性能を誇り、色違い配布されてカッコ良さもダントツ1位のザシアンを使いたいと思い、構築を組み始めました。
ザシアンを使うにあたって、相手のザシアンとのミラーなどを意識してゴツメ枠のポケモンとしてヒートロトムを採用し、砂やステルスロック、あくびなどでサイクル戦を有利に進めることが出来るカバルドン
も採用しました。また、知人からオススメされたので全体的なスイーパー兼受けループ崩し枠として珠ゴリランダー
を入れることでパーティーの軸が完成しました。
次に、この4体ではかなりしんどい対黒バドレックス軸への対策としてHDチョッキGファイヤーを採用し、対ムゲンダイナ軸への対策としてスカーフカプ・テテフ
を採用し、パーティーが完成しました。
立ち回りの基本としては、有利対面を作ることで緩いサイクルを回して相手を疲弊させていき、ザシアンやゴリランダーで〆ることを意識しました。
個体紹介
ザシアン@朽ちた剣

特性:ふとうのけん
性格:意地っ張り
191(188) – 231(+156) – 140(36) – * – 136(4) – 184(124)
きょじゅうざん/じゃれつく/インファイト/電光石火
HB:ゴツメ1回分(31ダメージ)と陽気Aぶっぱザシアン(A222)の+1きょじゅうざんを確定耐え。副産物として、A特化マンムーの地震を最高乱数切り耐え
A:性格補正に対する努力値調整の効率が良い11n
HD:眼鏡黒バドレックスのアストラルビットを最高乱数切り耐え
S:余り、準速130族抜き抜き
今回の構築の禁止伝説枠にして最強ポケモン
何度か最速ザシアンを使ってみたがやはり剣の舞を積まないと火力が物足りなく、そもそも剣の舞を積む余裕が無いことが多かったため、電光石火を入れた4ウェポン型。(剣の舞が欲しい場面もあったが、電光石火に助けられた対戦も多かった)
技構成も、命中安定高火力技のきょじゅうざん・サンダーへの打点となるじゃれつくは確定で、残りは最も技範囲が広くなるインファイトを採用。今シーズンは剣の舞持ちの炎の牙が結構多かったイメージだが、個人的にはドヤ顔でザシアンに受けだしてくるヒードランなどの炎タイプのザシアン受けが鬱陶しかったのでインファイト推しです。
この型のザシアンの調整は完全オリジナルの型で、A方面の努力値を効率の良く削ることでH,B,Sに努力値を多く回しているのがポイント。特に、S実数値184ラインはHAザシアンの中ではかなり早い方だったので上から殴ってくるザシアンは最速のものが多く、その場合はゴツメ1回分込みでも確定耐えするので安心して行動できた。(急所は知らん)
ザシアンのきょじゅうざんで削ってから、電光石火や後述するヒトムのゴツメで相手のザシアンを処理出来る動きがシンプルに強かった。
メタられやすいが囮としても優秀な文句なしの最強ポケモン
選出率1位
ヒートロトム@ゴツメ

特性:浮遊
性格:図太い
157(252) – * – 165(+180) – 126(4) – 130(20) – 113(52)
ボルトチェンジ/オーバーヒート/鬼火/リフレクター
HB:Hはぶっぱで、Bは性格補正の努力値効率が良い11n
C:4振り
D:余り
S:4振りランドロス(霊獣)抜き
対ザシアン軸に対するゴツメ枠かつサイクル回し要因。
やはりザシアンは最強ポケモンなので相手に使われても強く、ゴツメやステロで削らないとなかなか倒せないためゴツメ枠は必須。
基本的にはサンダーやランドロス、ウインディが採用されることが多いが、マンムーが激重なので最近のマンムーを完封出来るヒートロトムを採用した。ザシアンのきょじゅうざんを1/4・じゃれつくを1/2に出来るのが偉く、また最近のザシアンはインファイトを切っている型がほとんどなので剣舞を積まれてからでも強気に投げれたのがかなり強かった。
普通のヒートロトムはリフレクターではなく悪巧みや電磁波が主流だと思うが、今回はリフレクターを採用した。採用理由としては、大事な場面で鬼火を外すのが嫌だったからだが、副産物として鬼火やリフレクターを絡めることで裏のゴリランダーで相手のポケモンを起点に剣の舞を積んで全員破壊しに行く動きが最高に気持ちよかった笑
ロトムで相手のザシアンを受けた後、こちらのボルトチェンジ読みで相手の地面タイプ(トリトドンなど)が出てくることが多かったので強気な読みを通す必要がある場合もあるが、決まれば相手のサイクルを破壊することが出来たので、強気な読みが出来る人にはオススメのポケモン。
選出率2位
カバルドン@オボンのみ

特性:砂起こし
正確:わんぱく
215(252) – 132 – 154(+12) – * – 123 (244) – 67(0)
じしん/あくび/ステルスロック/吹き飛ばし
ごく普通の起点作成型のカバルドン。調整も最もポピュラーなものを採用したが、結局この型のカバルドンがどの相手に対しても一定の仕事を出来る。このポケモンはどの環境でも必ずと言ってよいほど存在し、適応できる厨ポケだと思う笑
選出は基本的に相手にサンダーがいる場合や、襷やがんじょうのポケモンが鬱陶しい時に投げた。また、こちらにカバルドンがいるだけで相手の初手(レヒレやウオノラゴン)を予想出来たりしたので、入れ得なポケモンだなあと実感できた。
選出率4位
ゴリランダー@命の珠

特性:グラスフィールド
正確:意地っ張り
179(28) – 187(+196) – 112(12) – * – 97 (52) 133(220)
グラススライダー/ウッドハンマー/はたきおとす/剣の舞
H:命の珠ダメージ調整の10n-1
A:性格補正の努力値効率が良い11n
B:余り
HD:火力upアイテム無しの黒バドレックスのアストラルビット最高乱数切り耐え
S:準速マンムー抜き
火力馬鹿の破壊神。今までゴリランダーを使ったことがなかったが、こいつを使わなかった自分が信じれない笑
有利対面剣舞を積んで、後投げしてきたザシアンをウッドハンマーで一撃だった時は流石に引いた。また、HBサンダーもステロ込みで+2ウッドハンマーで倒せるのもヤバい。
このポケモンが最高にイカれている最大の理由は、グラススライダーという先制技のレベルでない技をタイプ一致・高火力で使える事で、無振りカイオーガが2~3体死ぬくらいのダメージが出るのでこいつ一匹だけでカイオーガ軸の対策にもなった。
努力値調整は使う前に考えたものだが、正直H,Sのラインだけキープして、他はAに全振りしても全然良かったと思う。
今回の構築の裏エース、選出率3位
Gファイヤー@突撃チョッキ

特性:逆上
性格:おだやか
197(252) – * – 110(0) – 120(0) – 192(+236) – 113(20)
もえあがるいかり/エアスラッシュ/とんぼ返り/不意打ち
HD:できるだけ高く
S:4振りランドロス(霊獣)抜き
黒バドレックスに対するピンポイントメタポケモン。基本的に対黒バドレックス軸にしか選出しないが、対黒バドレックスにおいては何回も後投げしてサイクルを回すことが出来る優秀なポケモン。
HDベースのチョッキにした理由は、そもそも対黒バドレックス軸にしか選出しないので汎用性を持たせる必要が無いので、その分相手の黒バドレックスに何回も後投げ出来る方が強いと思ったので。
正直最終日の最後の方に組んだ構築なので黒バドレックス軸に2回しか当たらなかったが、そのうち一戦は危なげなく勝利、もう一戦は相手がこちらのGファイヤーの圧にビビって黒バドレックスを選出してこなかった。パーティーに居るだけで黒バドレックス軸に対して相当な圧力を掛けれるポケモンだと思う。
同じような役割を持つポケモンとしてバルジーナがいるが、バルジーナとの明確な差別化としてはGファイヤーは耐久ポケモンとしては並み以上の火力・強技を持っていることである。
バルジーナは耐久方面の種族値は高水準だが正直火力が足りず相手のポケモンに身代わりや挑発などがあった場合には起点にされやすいが、Gファイヤーは比較的早い素早さ種族値かつ無振りでもC実数値120あるので起点を回避しやすい。
また、バルジーナと違いGファイヤーは不意打ちを覚えることも大きな差別化点である。
正直エアスラッシュを使った場面がなかったので、ワンチャン掴みにいける暴風などに変えるのもありかもしれない。
選出率6位
カプ・テテフ@こだわりスカーフ

特性:サイコメーカー
性格:臆病
146(4) – * – 95(0) – 182(252) – 135(0) – 147(252)
サイコキネシス/ムーンフォース/サイコショック/シャドーボール
CSぶっぱ
これまで紹介してきた5体では重いと思った対ムゲンダイナ軸への崩しとして採用した。
今回の構築では、ザシアンが意地っ張り個体のため最速ムゲンダイナに上から攻撃され、裏にいるゴツメ持ちポケモンに処理されるというムーブが多かったので、主にこれの対策としてスカーフカプ・テテフを採用したが結果的に相手がザシアン軸以外のメタモン入りだった場合に頻繁に投げ、これを崩してくれたのがとても評価が高かった。
相手のムゲンダイナがスカーフだった場合には上から毒技で倒されてしまうが、その場合は特性の発動順で判別できるし裏のザシアンと絡めることで容易に対策できるので、基本的にはどのムゲンダイナ軸に対しても強気に投げて崩しに行くことが出来る。
技構成は、サイコキネシス/ムーンフォースは確定であと2個はエナボ・サイコショック・シャドーボール・10万ボルト・気合玉などから好きなものを選んで良いと思う。個人的にはラッキーやハピナスなどに打て、カイオーガへの最高打点にもなるサイコショックは欲しいところ。今回はシャドーボールを採用したがあまり打つ機会がなかったので、ムゲンダイナ軸に入っているテッカグヤやヒードランへの打点となる10万ボルトや気合玉の方が良かったと後悔している。
選出率5位
基本選出
対ザシアン軸
+
+@1
+
+
相手のパーティーにメタモンが入っていない場合は上の方を、入っている場合には下の方の選出をしていました。
基本的に相手のサンダーが鬱陶しいので、その場合はカバルドンを選出し、隙を見てステロ・あくびで嵌めて有利なサイクルを作ってザシアンで抜いていく、相手のザシアン受けがサンダー以外(ランドロスとか)の場合は、ザシアンとヒートロトムでサイクルを回しつつ相手を削り、ゴリランダーで〆るという考えのもと立ち回りました。
対ザシアン軸へは、実はヒートロトムとゴリランダーが主役なのでザシアンは雑に受け出して削れても構わないという考えでサイクルを回すと比較的楽に立ち回れるのでオススメです。
対ムゲンダイナ軸
+
+
+
+
相手のパーティーにメタモンがいない場合は上で、入っている場合は下の選出をしました。
最終日ではメタモン入りのテッカグヤ・ムゲンダイナという並びが非常に多く、ザシアンも投げれないのでかなり強気の読みを通す必要があったので、相手をしていて一番厄介なパーティーだったと思います。
とは言え、サイクルの中でテテフの障害になり得るポケモンを削ってしまえば、テテフでサイキネを打ってるだけで勝てるパーティーでもあるので、そこそこポケモンをやっている上級者のプレイヤースキルを必要とする構築だなと思いました。
対黒バドレックス軸
+
+
HPがMaxのザシアンは相手の黒バドレックスの眼鏡アストラルビットを耐えるのですが、相手のゴツメ枠のポケモンによって削られるとザシアンが倒されてしまうので、その場合はGファイヤーを後投げして受けるようにしていました。そこからとんぼ返りで対面操作を行い、隙を見てカバルドンでステロ・あくびで嵌めて相手のパーティーを疲弊させることでGファイヤーを通していくというルートを立てて攻略することが出来ました。
黒バドレックスは対策していないと簡単に3タテされるくらいの性能がある一方、ピンポイントでメタを貼っていれば全く怖くない相手だったので簡単に勝つことが出来たと思います。
対カイオーガ軸
+
+
or
相手のパーティーにメタモンがいない場合はザシアンを入れた選出、いる場合はそこにカプ・テテフを入れた選出をしていました。
結局カイオーガはゴリランダーに勝てないので、カイオーガとゴリランダーを対面させて一方的に相手へ負荷を掛けていくことで簡単に勝利出来ました。
カイオーガ軸にカバルドンを投げるの!?と思われる方もいると思いますが、実はカバルドンがかなり刺さります。理由としては、カイオーガ軸は基本的にカバルドンの対策をカイオーガでしているのですが、初手ゴリランダーとカイオーガが対面したら絶対に引いてくるので、いきなり釣って安全にカバルドンを展開していくことが出来るからです。カイオーガに絶対にあくびを入れた状態にしておくということを心がければ、カバルドンで相手のパーティーを荒らした挙句相手のポケモンを1体眠らせることが出来ます。(ラムのみカイオーガとか基本的に存在しないですからね笑)そこからはもうゴリランダーで剣の舞を積んで全員破壊していけば勝てます。
ただ、相手のパーティーにメタモンとナットレイがいる場合は、ザシアンを出せない結果ナットレイが激重になるので立ち回りで注意が必要です。
対イベルタル軸
+
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or
基本的に普通のイベルタル軸に対してはザシアン軸がかなり有利に出れるので特に困りませんが、相手のイベルタルがスカーフで裏にヌオーやナマコブシのようなザシアンキラーがいるパーティーの場合だけはかなり面倒くさくなります。このようなパーティーの場合は、イベルタルをステロダメージで倒してしまえば、ゴリランダーを受けれるポケモンが存在しなくなるので、カバルドン+ゴリランダーという並びで詰めるということを心掛けると良いと思います。
対日食ネクロズマ軸
今回の構築で当たっていないので不明
最後に

前回初めてシーズン最終日にやり込むというのをやったのですが、最終日に全く勝てず悔しかったので今シーズンリベンジしようと思いました。けど、大学がテスト期間だったりとリアルがかなり忙しく、最終日に7000位からのスタートとなり、また手ごたえのある構築も見つかっていなかったので半ば諦めていたのですが知人から教えてもらった構築を自分流にアレンジすることで勝率8割の最高に馴染む構築を見つけることが出来ました。(まじ感謝)
今シーズンでこのダイマックス禁止ルールも終わってしまうので少し寂しいですが、次のシーズン以降も上位を取れるように頑張りたいです。
ここまで長い記事をありがとうございました!


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